『ニコー』の免疫強化テクニック


表情筋と胸腺の関係とか、
笑顔関係のお話の続きです。


アルバイト店員が
『ありがとうござい、まし、たぁ〜ッ』
とありがとうのかけらもない掛け声をかけているお店。


一時期は隆盛を究めていてもいずれガクンッと売り上げが落ちる。
スタッフはお店の四番打者です。
そのスタッフの心が育っていないと、
お客様は居心地の悪い場所になる。


リッツ・カールトン・ホテルなどでは、
アルバイトにもしっかりと面接をします。
ここでもかなり狭き門だそうです。
その上2日間みっちり経営哲学を教える。
従業員がなぜ自分が仕事をするのか、
そこにどのような満足感が得られるかを経営者の視点から教えます。
お客様を大切にする前に従業員が一流でなければおもてなしが出来ません。
だから従業員を育てるために経費を惜しみなく使い、
お客様はその一流の従業員のサービスを受けにくる。


でも一般のお店はそこまでの念の入ったスタッフ教育がしづらいのが現状。


接客のときにお客様に声をかける練習のとき。
『いらっしゃいませ』
『ありがとうございます』
の後ろに、
『ニコー』
という言葉を付けて、
実際に口に出して練習をします。


すると自然に(^v^)にこっと顔がしているんです。
にこっとすると不思議なことに自分の機嫌がよくなる。


このにこっとしたときも、
胸腺が上に引き上げられて膨らみます。
胸腺が膨らんで免疫力が強くなっていき、
心も満たされてホントににこっという気持ちになります。


そのときのにこっという表情や気持ちはお客様に伝わるんですね。
不思議なことに瀕死のお店がこの「ニコー」という言葉を
アルバイト従業員や正社員に朝や入店前の控え5分間に練習したところ
見事に笑顔が印象的なお店に生まれ変わったのです。



店長も「お前はお客様に感謝が足りない!」といえば反発を受けていました。
感謝の心は他人が強要して育つものではないから、
この言葉を聞けるだけ素直な心に成長していなければ説教にしか聞こえません。
それが店長が「君、『ニコー』しようね」とニコーしながらいうと、
注意する側も腹が立たない。
注意された側も「ニコーしますね」で通じる。
ふてくされたりしたいそうです。^^;


もちろん売り上げもあがりだします。
従業員も働いていて楽しいし面白い。
自分が「ニコー」といえば
お客様も「ニコー」を返してくれることに気づいのです!
そのときに心が通じ合い深い感謝の念が込み上げてきた。
そういう成長のしかたもあるのですね。


不思議な善循環が店を育ててくれる。


やっていることは簡単なことです。
でもその見返りは計り知れません。


もちろんお店で働いていない人も、
『ニコーの法則』を試してみてください。


萎縮した胸腺は大きく膨らみだし、
心と体を幸せな気持ちで満たしてくれるでしょう。

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注意:接客中は「ニコー」は心の中でおっしゃるようにしてください。(^^)