癒す仕事人の癒し

本日、アロママッサージの仕事をされている方がお見えになりました。


合気道を長年しておられていて、
同時に関根が体の使い方を習っているスタジオにも
足しげく週一度ペースで3年ほど通っておられます。


体についての意識は高いのです。


ですが9月10月とお仕事が多忙で、
体調が思わしくない状態となられました。
それにより合気道の稽古をお休みしているとのことでして。
体の状態をみさせていただいたのですが、
代謝はまだ末端をふさぐほどではないのですが、
2〜3放置するとお仕事に差し障りが出るような危険なところもある状態。


仕事の関係上、
体に負担のかかる姿勢を長時間続けたためのこと。
改めてその仕事の大変さを再認識致しました。


ボディワイズでワークをしているとき。
意外にも通われてくる方々の過半数が、
アロママッサージ屋さんしかり同業者と呼べる方々。
そのような時期が続いた事があります。


ボディワイズに通っていただく同業者様は、
一般のお客様の体を癒してお金をいただき、
そのお金の一部が私の所へめぐってやってくる。
同業者のなかでお金がぐるぐる回っているような、
ちょっと不思議な感じを受けたときがありました。


過労にまで至る同業者の方々の症状は、
いくつかの症状の出方のパターンがあります。
デスクワークで固められた方々の状態とは大きく異なります。
10の体力しかない状態で、
20も30もの体力を使う。
そこで足が出た部分は、
筋肉のしこりとして体内に異物が溜まっていきます。


自分が人を癒すお仕事をしているときに、
自分の体の内部がむしばまれている感覚がある。
そのことを隠しながら仕事をしていると切ない。
大きな矛盾を感じているんですと
言葉をもらす先生も少なくないのです。


『人を癒す仕事』がマスコミなどで取り上げられます。
そしてその方面の学校などでの学習の段階ではいいのですが。
日に幾人もの施術をする運びまでいき転業を考える方が多いのが現状。


この職業は自分で独立をしたとき
やりたいことができま。
頑張りいかんによっては収益が安定してきます。
喜びも大きい職業です。


反面雇われているときは過労で不眠症になっても、
それに見合う賃金をいただけない。
かなりの向上心を抱く必要がある。


性根を据えないとやっていけない仕事だと痛感させられました。