じっくりとワークをするときの私の取り組み方。
大ダメージを受けた筋肉をみたとき。
はじめから患部をことさらに対処しようとはしません。
『えっ!?』といわれそうですね。
年季の入った患部はしつこくてやっかい。
一筋縄ではない抵抗をしますし、
患部に強いヨロイがかぶせられ、
後で解くことが難しくなる。
それだけではない。
患部を不用意につっつけば、
患部の周りの組織も患部に取り込もうとする。
そんな取り扱いがやっかいな事があるんです。
そのようなときの常套手段。
いかに味方を増やすかです。
ここに命をかけます。^-^;
患部以外の味方になる体の部位を増やすのです。
明らかに良好な体の部分を整理して整え、
患部化しつつあるグレーゾーン部分をも味方にする。
そこに力をつぎ込むのです。
準備作業に時間をかけます。
それが後で効いてくるのです。
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私事で恐縮ですが、
昨日の親戚のクーリングオフ事件。
それを絡めてみていきましょう。^^;
年季の入った補正下着販売店。
簡単に中途解約はさせてくれないのは調査済。
非常にダークな存在です。
そのダークな存在に直接対決を挑むとどうなるか。
形式上適法に契約をしているのでこちらが負ける。
相手の術中にはまったあとなのです。
直接戦ってはこちらは負けるんです。^-^;
まずはひたすら味方を見つけること。
・ひとつが消費者生活センター。
そちらにお世話いただくこと。
でも消費者生活センターだけでは話がいたずらに長引くケースがある。
・医師の診断書。
これがいただければ医療機関のお墨付きです。
この二つはすぐに味方になってくれます。
本当にありがたいことです。
次にクレジットカード会社。
こちらはグレーゾーン。
はっきり言えば販売店に加担している。
大口加盟店との取引ができなくなれば、
大損ですからね。
このグレーゾーンの処理が大事。
グレーゾーンを味方にしたい。
それで状況が一変します。
解約の件についてカードローン会社の総合窓口で相談。
無理という想定内の説明です。
とりあえず今回のローン担当の電話番号をお聞きして、
お話をすることにしました。
小一時間かけローン契約をキャンセルできました。
カードローン会社をこちら側の味方に付けました。
グレーゾーンから味方色に変ったのです。
カードローン会社の電話応対の男性は冷たく事務的なことを説明。
大手カードローン会社の看板を楯にしているときは強く出れるが、
気づいたら担当者個人が矢面に立つような立場になってもらった。
相手を個人として巻き込むとすぐ味方になってくれた。
カードローン会社が手を引いた情報は、
すでに補正下着販売店に流されていた。
それを見計らって初めて販売店に電話。
担当チーフは、
適正な契約だから解約はできないと冷たい説明を試みている。
でもこちら側にずいぶん味方がたくさんいるのは感じている。
それにいつもの他のお客とは攻撃パターンが異なり読めない。
私としては時間を置いて冷静になられると、
契約上はこちらが不利だということに気づかれてしまう。
考えさせる時間を与えないように頑張った。
10分後、販売店に変化が起きた。
『あなたはクーリングオフができるのですよ』と掌を返した。
私は一言もクーリングオフをして欲しいといってない。
販売店はこちらの味方になってしまった。
ツイてました。
嬉しいというよりも、
内心ほっとしました。
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1対1で販売店との揉め事になると不利なんです。
儲けるために手段をえらばない人達ですから。
恐いお兄様がたが本当に出てくることもある。
それにこちらは法律上クーリングオフ対象外。
ですが...
多対1で販売店との交渉をすれば状況が変わる。
水面下でこちら側に味方を多く集めておく。
グレーゾーンの人をもこちらに引き入れる。
この準備に時間を使う。
販売店とカードローン会社は相互依存関係。
どちらも今回の場合、黒に近い。^^;
だが販売店とカードローン会社だったら、
カードローン会社のほうが物分かりがいい。
カードローン会社を落とすことにベストを尽くせばいい。
もちろん滅多にカードローン会社はキャンセルを快諾しないのは知ってます。
でもまずは医師の診断書や消費者生活センターや法的知識などの
私どもの味方をどんどん増してから対応すればどうにかなります。
まずは明かに味方してくれる者をどんどん増やしていけばいい。
これを最初に仕込んでおくとグレーゾーンも白くなりたくなる。
そういうようになるように頭の中でシュミレーションをします。
そして、
ここまで外堀を埋めていくと
不思議なことが起こるのです。
用意周到に事が運ばれたことを知り、
販売会社は頭が動転した状態になる。
いつもなら販売会社なら契約が適法とつっぱねるか、
中途解約に応じても一握りの返品しか受け付けない。
私が味方を増やして行く過程で、
一番やっかいな販売会社が譲歩。
結果的にこちら側の身になった提案をしだしました。
いつのまにか自分から相手にクーリングオフを勧めてしまうのです。
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この『シナリオ』は、
体の筋肉の質を向上させるときに使う私のやり方です。
患部を癒す計算を眼中に置きながら味方を増やす。
味方のパワーが強まり有機的に効いてくる。
すると患部も孤立してまで黒い立場でい続けることは望まないようです。
ワークのときにいきなり患部に取りかかろうとしなくてもいい。
そうなると時間がかかるように見えるのですが、
それはすぐ販売会社へ解約を迫らず遠回りしているように見えるのと同じです。
消費者生活センターではこういわれました。
『あなたのケースでは簡単に中途解約できることはありません。
時間がかかると思います。
販売店と直接交渉はしてもダメでしょう。
消費者生活センターが間に立って交渉してあげるから、頑張って』
ですが地道に味方を増やして基礎固めをしたら
その日のうちに着払いで返品できました。
いきなり患部に対峙すれば
強烈な火花が散ることがよくあるのです。
それでは好転するかどうかわかりません。
状況が悪化することさえあるでしょう。
でも味方を増やすという負担のない方法を採用すると、
状況が変り出したのです。
安全な手の付けやすいところから改善を積み重ねる。
プレッシャーも少なく楽に取りかかれる。
それなのに効果が高いのです。
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あなたの体のなかの大切な味方はどこ?
味方が見つかれば大歓迎です。
患部を優先して解かないと、
遠回りをして時間はかかるようにみえる。
でもかえって仕上がりがよくなるのです。
味方があなたの体のなかで増えていくのです。
そう考えると気分がよくなりませんか。^-^)
それを期待してひょうひょうとマイペースにワークをすればよいのです。
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