準備力が直感力を活かすカギ

直感力を磨くことは大切です。


たとえば麻雀の世界で有名な桜井章一氏。
20年間勝負に負けたことがない伝説をもつ人物。
将棋の羽生氏なら100手先を読むそうです。
ですが氏は一秒で打てといいます。


時間をかけ考え抜いた将棋のような打ち方はしない。
一秒で打つ鉄則を守ると、
迷いが消えていきます。
弱気が消えていきます。
そして損得という気持ちさえも消えていきます。
瞬間的に決断するためには日頃から心を鍛える。
そうしなければならなくなるそうです。

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先だってのお話なのです。
独自の整体(?)のやり方を教えている先生のところへ出かけました。
私も少し人にやり方を伝えようと試みているので、
教え方の参考にさせていただければと考えたのです。


集団講習会形式。
私はワーク屋さんということは別段聞かれもしないので黙ってました。


講習途中の説明に多くの理解できない言動がありました。
『その真意は何ですか?』気になり質問をしたのです。
その返答に気になる言葉がありました、


『私は直感的に解るのよ』
終始、直感には説明なんてできないという一点張りです。


「直感」と「デタラメ」という言葉を混同している。
浅薄な知識をごまかすために直感という言葉を使う。
きつい言葉ですが、
そのようにしか思えなかった。


私のようなごくごく普通の人間ならば、
十分な経験と勉強という準備力の上に
直感力が重なって相乗効果を生み出す。
そういうものだと思います。
神掛かっている人は別です。
ですがそんなオーラは微塵もそちらの先生から感じられない。

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心の素直さや敏感さや情報の吸収力。。。
そこに瞬間に直感力を引きだす妙があるようです。


ですがむやみに直感力に頼り過ぎると、
『学習姿勢』が失われてしまう。
それでは私どもの仕事では成長が止まる壁を感じます。
施術師同士の情報交換の会話がまったく成立しないなんてナンセンスです。


天賦の才能を持つ人も直感力の下地を造るため、
充実した準備をしているはずです。


私は準備力が直感力に命を与えると考えています。


10年の月日の準備をして今の直感力を発揮させる。
すると準備にかかった分の費用を請求できるわけです。
勝負に勝つ直感力を発揮できるからいい仕事ができる。
そういうものですよね。