ワーカー(私)の局所痛を救う秘策

ワークスタイルは前かがみの姿勢。
この姿勢で長時間、
体軸を保持するのは難しい。
最高に集中力と注意力が生きている、
そんなときに絶妙の前傾姿勢ができる。


そしてワークのときに体力をずいぶん使う。
それも極端な力業。
繊細かつ大胆な力業。


だから確かに疲労の度合いはきついんです。
するとありとあらゆる局所痛が起こり出す。
腰痛、背部痛、腹痛、脚部痛、
頚椎捻挫っぽいものいろいろです。
呼吸はしづらくなるし腰は痛いし、
指がぼろぼろになることもあって、
一部友達の施術師とダメージを競い合う。
そんな自虐的な話題に花を咲かせました。


だがワーク後の体の局所痛が減少している。。。
以前以上に体力消費量が大きくなったのに。


もちろん無痛というわけではありませんよ。
通常範囲内の筋肉痛はあります。


でしがもっと予想ではぼろぼろになるだろうな、
そう思っていたのが肩すかしに合ったようです。


『ワーク後に局所痛がでる意味とは?』
そう改めて考えることができました。


シンプルに言えば、こうです。


『体を局所的に使っていたから』
それだけでした。^-^)


ワークのとき自分の体のパーツのある部分を主に使うとする。
その部分だけの関連筋が使い過ぎになる。
前傾した姿勢から生み出される負担。
そこに問題が絡んでくる。
前傾した姿勢で長時間ベストな軸を保持できれば超達人。
ゴルフでも一切思惑外れの球を打つこともない人ですし、
武道の達人でもそこまで到達する人もわずかでしょう。


ワークのときに自分の体のパーツをフル活用する。
右手・左手・右足・左足・肘・膝・胸・顎・・・。
これを同時に活用させる。
押さえ手にしたり送り足にしたりいろいろ使う。


体の全身をフル活用しているから局所痛は起こらなくなる。
単純だけどこれが局所痛を抑える回答でした。


このアイデアは私の頭の中に昔からありました。
それをトヨタ生産方式スピリットを注入して、
実用に耐えうるように工夫したのです。
トヨタ生産方式では作業員がおこなう動作のアソビやムダを
徹底して省く。
そう改善します。
その改善力がトヨタの底力の一端であることは間違いありません。


だから私も自分の体のパーツをフルに活用しなければなりません。


すると案の定効率が向上。
技の精度もあがりました。
そしてこの改善力は容易に伸びるようです。
それは体のパーツをフルに共同させるからです。
一人よりも二人で、二人よりも三人で取り組む方が能率がいい。
容易に自分一人なのに人手が増えた感じです。
そんな作業感覚があります。


そしてもう一つ優れた点です。
お客様の体との接触点が多くなる分、
制御点が増えるし情報吸収率も上がる。
つまり自分の理想像へと改善するとき、
この二つが大いに役立ちます。
私の目が増えた感覚です。


そのことにハンマーで頭を殴られたように気づきました。

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結局作業効率の改善は、
お客様には喜ばしい成果を生みます。
私には独自性を追求する過程で、
関節の立体的把握と操作の手応えが増す。


素敵なレベルアップがはかれました。^-^)