思いやりのあるボディチェックとは・・・

ボディワイズで初回ワークを受けるとき。
気づかれることがあります。


体の状態をチェックするとき。
通常の立つ姿での骨盤のずれや太股や腰、臀部、肩の高さ、顎の前傾など。
一通り観ています。
でもそこで「ここはこうよくない」とか
大きなダメだしをすることはありません。
よほど特徴的なときには別ですが、
たいていは私がふんふんなるほど、
と理解して次に進みます。


仰向けかうつ伏せかで横になっていただきます。
仰向けかうつ伏せかは腰部や鼠蹊部の詰まりなどを観て、
体の前面と背面のどちらを先に優先解放するかで決めます。


普通なら次のように言うでしょう。
『体の硬化した部分やゆがんでいるところを観ていきましょう』


ですが私は次のように言っています。
『じゃ、ちょっと解きながら様子を観ていきましょう』


ここで同業者の人は何かおかしいぞと解るはずです。
いきなり解いちゃったら正確ないつもの体の歪み方のパターンが
解らなくなるじゃないの。
まずは調べてから解くのが普通でしょ。


それが正論です。
または正解です。


ですが体の現在の硬いところはここですよ、
というチェックをしていくとき。
本当にいろんなものが出てくる人がおられるのです。
だからいろんなものが出てこなさそうな人、
ハイレベルな身体技能を持っている人や、
体が柔らかく初期の歪みがシンプルにあるだけの人と思えば、
普通の正解の手順でボディチェックで体中のしこりを先に洗い出します。
それでも量的にずいぶん大変な状況下の方と比較すれば、
指摘される量が少なくて済むのです。
またたとえば同業者で体の基礎知識を持ち、
現状を受け入れる心構えができている人のときも
いきなりボディチェックで問題ありません。


本来はいきなりボディチェックをして現状を正確に自身で把握できる方が、
あとあとになって歪みの自分の生のパターンが解るので役立つものです。



ですが多面に渡りネックになる部分が見つかりそうなときには、
それをどんどん指摘されれば精神的不安感や苦痛を伴う。
それは骨盤が前傾しているだけでも体全身がゆがむのが自然です。
すでに立ち方で骨盤の前傾が確認。
その上多年に渡り腰痛等の不快点があれば、
様々な部分へしこりが入っているのは当然。


もしいきなりチェックされていろいろ指摘されたとします。
たとえば...


『これ全部あなたの中のしこりですよ』
体の要所にことごとくできたしこりに、
不安感を感じないわけにはいきません。


すると、
『私は悪いんだ』とたたき落とされた気持ちになります。
そのときに不必要なほどの気落ちとワークへの依存心の強さが生まれます。
心理的に余計な足を引っ張ることになります。
それでは明るい光を浴びて前向きに胸を張れなくなります。


そうならないでほしい。


だから...
『じゃぁまずは解きながら観ていきましょうか』といいます。
先に皮膚に近い浅い部分や中間部分の筋膜まで、
しっかり緩めてしまいます。


これらのしこりはその方が日頃積み上げてきたしこりではありますが。



そのしこりの部分の存在を教える前に解いてしまう。
そして根深いしこりの核部分を主に教えます。


ワークおよびボディチェック終了後に、
ここが気になるんですよという説明をするとき。
1/10以上の気になるところをさっ引いた状態を伝えています。
1/10以下の気になるところを伝えられても、
それはそれで気になるわけです。
体の要所に簡単にはぬぐえないしこりがあることが解ったわけですから。
でもそれはそれで多くの問題点が減らされているぶん、
説明のときの私の言葉づかいもポイントを絞ったものになるのです。


まだまだチェック部分が多いぞと言われそうですが、
これでも本当に大幅にしこりをワークで取り除いてから伝えているのです。


また「これくらいならば自分で努力しても改善が望めるかも」という場合は、
ご自身で頑張ってみてもいいのではとアドバイスをします。
ワークで解かれる場合よりも、
時間も労力もかかります。
改善の確実性も低くなります。
ですが自己成長の糧となるからそれでもよいのではと思います。