お金で時間を買う意識

商品を売り込むとき。


(品質→価格→時間)の順に並んでいると考えがちです。
特に提供側が職人気質であればあるほど品質重視です。


ですが現代では評価順が変ります。
(時間→価格→品質)です。


『えっ!?』と驚かれるかもしれません。
品質が後回しなんて変じゃないの?


でも現代人は便利さを体験しました。


鈍行でゆっくり目的地に行くよりも、
新幹線で行きたい。
鈍行で揺られ行くには疲れるんです。
新幹線は費用がかさみますけど早い。
基本的には目的地に移動するというサービスは同じです。


ですが時間が短くなれば『浮いた時間を他に使える』ようになる。
この『浮いた時間を他に使える』ようになることが快感。
他に時間を使ってより生産的な活動をしたいのです。
または快適な気分を味わいたいのです。


ここに費用を支払うようになりました。
『お金で時間を買う』のです。


ここが商品を開発販売するときの重要課題となります。
この課題に真剣に取り組むことで
商品の回転率があがります。
収益も向上できます。


するとお客様も喜ぶことができますし、
提供側も喜ぶことができるようになる。
このような仕組みがあるようです。

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私自身、ワークの品質を向上させることは当然。
同時にもっと時間を節約できるようにする。


たとえば私がワークを始めた当初に5〜6回ほどの
ワーク回数が必要だった状態へ1回でたどり着きます。
多年にわたる経験の蓄積が今の1回のワークに詰め込まれています。


たとえば90分のワーク時間があれば、
昔と今とでは速度が違う。
それはお客様が体感している。
ワーカーの私も体感している。
快適で気分のいいものです。


無論、やみくもに時間を削るような真似は信用にかかわります。
時間を短くすることと品質を向上させることは同時進行すべき。
その上で計算を積み重ねて時間を削るのです。


こう心がければ気分のいい生産的かつ向上心のある仕事になります。