ワークのときの掴みはOK?!^-^;

先だってサブミッション(関節技)の本を図書館から借りてきた。
DVD付きでした。


総合格闘技をやりたい訳ではありません。
関節技エキスパートとはどういうものか関心がありました。


映像で解説してあるので、
動きがよくわかります。


相手をホールドするとき、
関節技を決めるので逃げられないようにしっかり何点か押さえます。
手の関節を決めるときに相手のボディに体重をのせて動かないようにしたり。
ウエイトの預け方がとても巧みですね。
これは見習うべきところがあると感じます。


ワークで圧をかけたり関節リリースをするとき、
グラビング(掴み)が不安定ですと技の効果が低下することがあります。


たとえば...
圧をかけるときに押されて身体が逃げられてしまう。
すると目的の方向へ力をかける制御が難しい。
身体が逃げられるから圧の効力が減じられる。
感触として倍どころか10倍以上も違って感じます。
目の前でそれほどの成果の差が感じられるのです。
これは大きな研究課題となりえる項目ですよね。


意図した部分へ意図した方向に力をかけることで、
目的のリリースしたい筋膜が解放できるのです。
そのためにはお客様の身体を『固定』することが大切なときがあるのですね。
一見すると固定されるなんて嫌だな、窮屈だなと感じるかもしれません。
ですが中途半端にグラグラする動きのなかでワークをされるよりも、
身体が安定している状態ですから安心感があるのです。


だからグラビングって本当に大切なんです。
グラビングは技をかけるときの補助に見えますが、
このグラビングが決まるかどうか。
うまくこのグラビングが決まると、
ワーカーの体勢も安定します。


借りてきたDVDを拝見すると、
技をかけている関節部分だけを決めるのではなく、
手の関節技をするときに足の自由な動きを止める。
それが一連の動作で瞬時におこなわれていました。
本当に一瞬に一連の動きが完成されています。
『職人技だなぁ』とひたすら感心しました。