書籍紹介:『武道的身体のつくり方』

書籍紹介:『武道的身体のつくり方 身体革命を読み解く
武道的身体のつくり方 身体革命を読み解く



この書籍はいつもお世話になっておりますI氏に教えていただきました。
I氏は胴体力メソッドを実践している方です。
そして第3章には胴体力メソッドについて解説されていました。


その章を読んでなんでI氏が私にこの本を読んでみればと勧めてくれたか
納得できました。


読んでみるとp110の立ち方のエッセンスは私が日頃考えている立ち方について
ほぼ同じことを言っています。
なんだか勝手に『うんうん、そうなのよね』と嬉しそうにうなずいています。
もしよかったら本屋さんにいったときにちらちらっと立ち読みしてみてくださいね。

      • -


あとこの本には様々な武道等の立ち方が掲載されている。
肥田春充氏や常歩の小山田氏の写真が掲載されています。
この肥田式や小山田氏主張の立ち方の意味合いもうなづくことができる。
奥深さを堪能できます。


ただ胴体力での主張とは立ち姿はずいぶん異なった景色です。


この点をもって大きく混乱するところではないかと思います。
『いったいどの立ち方が正解なの?!』と、
おっしゃられる方もいるはず。


ただ『立ち方』にも様々な用途があり、
用途により型は変るものと考えるべき。
僕はそう考えています。


運動目的により引きだす機能特性は異なりますから、
それに合わせて立ち方の景色も変わっていいのです。
それだけのことです。


固定化してこれしかないと限定する主張は、
合理性をねじ曲げて観るものだと思います。
そういうのは見識を狭めると同時に喧嘩の元になる。
平和協調主義の私としてはそう考えてしまいますね。^-^;


ただ世の中では合理性を欠いていることを主張しておられることもある。
それは話は別で面白さにかけてしまうのはいうまでもありません。
そこの見切り判断力ができるまでの基礎力が育たないと、
情報過多の世の中の荒波を乗り越えるのは難しいでしょう。