型のない中国拳法『意拳』

母に太極拳の簡単な型を覚えさせてみようと試みるが挫折。
まさに瞬殺されるようなものだった。
よくあることで私も特にはめげない。


確かに太極拳は型が多く、
興味がなければ取り組むのは難しい。
たとえ1つでも2つでも母には多大な負担に感じられたことだろう。


そこで次の考えが浮かんだ。


『型がないものならばいいかもしれない。』
安易な発想だ。^-^;


そこで思いついたのが『意拳』。
型を使った練習はありません。
ただ站椿(たんとう)という立ち方の練習にはひとかたならない重きを置く。
孫立氏の意拳関連書籍が気にいりました。
意拳は日本では太気拳として知られます。


イメージを伴わせることで動きの質は適宜変幻されていく。
孫立氏の意拳関連書籍よりどんなイメージで動くかの指示文を読むと、
なるほどとうならされる。
写真や映像の外側の絵では見えないものが、
脈々と内側に流れているではないか。
すごいイメージ状況設定にショックを受けた。
意拳の底知れない強さの秘密を覗いたような気がした。


何気なく動いているとしか外見では見えない舞の内側。
そこにイメージと体の相互作用を見事に組み合わせた。
とても傑出とした存在を感じる。


イメージの質により動きの質が左右される。
意拳とはイメージの拳法のような意味合い。
意拳は大成拳(大成した拳法)と呼ばれるほど
素晴らしい力を秘めた中国拳法です。
その拳法の名は意拳
これは『意』=イメージという言葉が入った拳法です。
(本当は意は単純なイメージと訳せるものではないように感じるのですが)
まさに意拳は動きとイメージが一体となった中国武術
動きとイメージには密接な関係があると思います。
とてもストレートな素敵なネーミング。


また意拳は養生成果が非常に高いという。
どうしてもその動きを見たくなりました。
神田にある中国本を扱う店に出向きました。
中国語のDVDとVCDと本一冊購入。
ですが動きを観るには問題ないと思う。
DVDはかろうじて英字テロップが表示できる。


こうしていつのまにか
解りもしない中国語関連の本やDVDのコレクションが増えていきます。
ありがたや、ありがたや。^-^)