恐怖心がなければ痛みが弱まる・・・


友人とこんな会話をした。


友達が言うには...
『ここ数週間さぁ〜。
腰が痛みが出てしまってね。
それがなかなか消えなくて。
いつこの痛みが消えるかわからないから不安なんだよ。』


ワークをすれば痛みを緩めることもできますよ。
でもここは街中のサイゼリアのなか。
そのようなことは出来ませんよね。


だからこんなことをお伝えしました。


『痛みの原因ってなんだか知っているかい?』


『そりゃぁ使いすぎて筋肉疲労になっていたりとか、
骨格がずれてしまってるからとか、
内臓から来ることもあるし。。。
いろいろだよね。』


さすがなかなかの知恵者。
すらすらと出てくる。^-^;


『そうそう。
いろいろあるもんなんだ。
痛みはね。
発生原因はいろいろなんだけど、
痛みを強める特効薬があるのは知っている?』


『えっ?!それってなんなの。。。』


『恐怖心なんだよ。』


『恐怖心って、、、怖いから痛いんだっていうの?』


『そういうことがあるそうなんだ。
僕が聴いた話なんだけどね。
末期がん患者の方々の中で痛みを感じない人がいるそうなんですよ』


『おいおい、ずいぶん深刻な話になったもんだな。。。--;
でそれは強いモルヒネなどの麻酔効果からっていうこと?』


『そのような薬の助けも借りるかもしれないけど、
でも末期になるとそれさえも効かなくなってくるんだよ。
だから穏やかな顔でお亡くなりになられる方は少ないんだ。』


『・・・』



『でもね。
たまたまのじま医院の先生のCDを聞いていたら、
ガンで亡くなられていく方のなかで恐怖心を抱かない人がいて、
痛みをまったく感じないで安らかな顔でお亡くなりになられるそうなんだ』


『えっ!そんなことがあるわけないじゃないの。
ちょっと信じられないなぁ。。。』


『のじま医院の先生はスピリチュアル寄りの先生だけど外科医だ。
そんなことで姑息な嘘をつかれているとは僕には思えないんだよ。
だから本当に安らかに終末まで過ごされる方がおられるのだろう。』


そこまで言うとほとんどすべてを察してくれた。


いつになればこれが治るかわからないと不安だ。
そこからこの先どうなってしまうのだろうとか。
この不快感から逃げたいのに逃げられないというつらさを感じる。
逃げなければならないという信号を「恐怖感」として与えられる。
この恐怖感は脳の中で作り上げた実体のない化け物にもなる厄介なもの。
恐怖感にえさをあげれば虚構の痛みが膨れ上がる。
恐怖感にえさがなければ実際に感じるだけの不快感ですむ。
不快感だけならモルヒネなどの薬剤で痛みを抑えることができる。
そういうことなのだろう。。。


私も含めて人間はさまざまなものに恐怖心を持つ。
恐怖心を育てる回路が仕込まれているから仕方ない。
でもその回路も効きがよすぎるときがある。
それをやわらげればいい。


すると痛みと恐怖心との関係が見えてくる。


友達はいつ止むかわからない痛みにちょっとおびえていたようだといい、
次の瞬間に痛みが止むこともあるのに
この先ずっとこれで苦しむ気分になっていたと気づいたという。
その気持ちを拭い去っただけでずいぶん痛みが和らいだという。


少しでも痛みが緩まれば、
これでよしとしましょう。^-^)