大切なスキャニング作業の一日

今日はスキャナーで資料になる本を大量にファイルした。


医学専門書含めて5冊分で1500ページ。
とりあえず速読ですべてに目を通す。
イメージ画像として頭に落とし込む。


だがスキャニングしていて、
「はたしてこんなに多くの資料をいつか目を通すのだろうか?」
と疑問に思う。


スキャニング作業は単純作業です。
ひたすらページをめくってスキャナーに置くだけ。
その繰り返しをすれば私のコンピュータは賢くなるかもしれない。
PDFファイルとTXTファイルにして保存する。
ディスプレーでは大量の文章を読む気にはなれないんです。
読む気になれないものなのにこんなに時間を費やすなんて。


だったらやめてしまってもいいのでは?


そうは思うんだけどきっちりファイル化してしまうんですよね。





僕の記憶。
いつか時間とともに薄らいでいきます。
どんなに懸命に学んだことも風化する。
それに勘違いや誤読した記憶ほどよく残る。
だからデータとしていつも参照できるように手元に置くしかない。
書籍を自宅に置くスペースが少ないためデジタルデータ化するしかない。


情報量をある一定以上増やし
それをうまく発酵させるとアイデアが実る。
今まで考えていた対処できない問題が氷解する。
ぱっと思いつく。
数学の問題を解くようなものに近い感覚と快感があります。
同じものをみていても認識パターンが変わって見える。
そのときに秘密にされていたものが
実は目にいつも映っていたが気づかなかっただけだったと思い知らされる。
またひとつ目の前のフィルターが一枚はがれて視界がよくなる感じですね。


そして自分でも驚くようなワーク成果が現れる。
ではどのような過程で発想されたアイデアなのか?
一瞬にこうすればいいと閃いたものは後付で理詰め検証するしかない。
そのときに今までに自分が目を通した資料をキープしておくと、
どのような仕組みで発想したのか自分の脳の中を覗く事となる。


そうして理詰めになったうえで初めてお客様のワークに使える。




だけど・・・・・。
やっぱりこのスキャニング作業は嫌だな〜