勤め先と患者さんとの狭間で(私事ではないですが^−^;)

お世話になっている先生で
とある病院にてマッサージの仕事をしている方がおられます。


その先生がいいました。
「自分は患者さんを治すために、
オステオパシーの技術を使う。
すると他の先生からいらんことをするな、
という警告の目を向けられてしまう」


病院でのマッサージの仕事は、
医師が症状判断をしてそれに対応した箇所の施術をするもの。
脚部に痺れがあればその箇所を施術することになる。
でも身体の異常は当該する脚部が悪くて痺れが出るだけではなく、
腰部のダメージが原因のこともある。
そう先生が判断して腰部を施術する。
すると医師の指示書にないことはするなという締め付けにあう。


これはすべての病院でこのような状態であるわけではない。
ですが忙しい医院になればどうなるでしょう。
多忙ゆえの問題も起きてしまうようです。


理想と現実。


そこに隔たりがあるのです。


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話が飛びますが10年以上前ですが、
とある骨盤調整を売りにする整体治療院に知人が施術を受けているとのことで、
付き添いで見学に行きました。
そちらには5回くらい見学に行きましたね。



するとそこでは8名の施術者が薄い布団の上に患者が寝そべり、
「えいっ!はっ!」と掛け声一斉施術をされていました。



知人から僕はあの先生には当たりたくないんだという言葉を聞きました。
身長176cmくらいで体格のいい先生でした。
その動きを見ると機械的
一人だいたい8分くらい。
丁寧な治療とはいえませんし、
効果がないから知人に敬遠されています。


聞くとその先生は治療室のなかのリーダーに
そちらの大御所先生に推薦されたそうです。
だから幅を利かせている。


他の先生が遅かったり丁寧だったりすると、
にらみつけているし声を荒げているのです。
「〜先生。もう少し頭を使ってやんなさいよ」
そんなことを自分よりもどうみても技術力のある先生に怒鳴りつける。


結果的にいえば、
半年後そちらの治療院は技術力を持った先生は馬鹿らしくなり辞めた。
それも2〜3人立続けに。


そうなると広告のうまい治療院も、
流行らなくなるんですよ。
黙っていても患者が押し寄せていたのですが、
徐々に終息するかのように。。。。。


肋骨や鎖骨を骨折させられた現場を、
私はそちらではじめて目撃しました。
骨折させておきながら
折られたほうが骨がもろいから悪いんだとでもいいそうな雰囲気。
驚きますよね。


そして強烈な個性とカリスマをもつ大御所先生も他界。
それが圧倒的なダメージを与えました。


あとで聞いた話ですが、
体中を傷めてゴムバンドでぐるぐるに巻きながら
施術をしていたリーダーは暇を出されたそうです。
人づてに聞くと、
諸所の責任を取らされてたたき出された扱いだと聞きました。


施術者が病院、整体院側を向くか患者側を向くか。
それはどちらか一方だけ向くものではなく、
どのくらいの加減でというバランス感覚だと思います。
個人経営で施術をしているならば自分で思うようにできるでしょう。
だけど病院や整体院も経営者がいて、
日々の多忙な業務がある。
でもそのなかでも患者に対してベストを尽くしたい。
そのバランス感覚なんだと思います。


このバランス感覚が難しい。


将来的に自分がどのような施術者になるかの戦略からも、
どのような取り組みにするかも変わりますし、
そのときそのときの状況でも千差万別です。




その判断を見誤らないようにしなければと思います。