手先で人体構造を思索するといいのかも

ひそかに体の使い方を勉強をするための集まりを、
と考えつつも他の雑事や活動でうまく計画が立たない。
お部屋のお引越しとかなんとか。


なんともなさけない。
申し訳ないです。−−;


ならば僕がどんなことをしようとしているか、
お伝えしておいたほうがいいのかもしれない。
そうすれば面白くないなぁとあきれてくれる人もいる。


おそらく「えぇ〜?」といわれるだろう。


まずは割り箸を何本も使い人体構造をおのおの作ってもらう。
しっかり立位させるための骨格と骨格筋を作成してください。
骨格筋の部分は粘土で造ってもらうことになる。


割り箸ではなく3mmほどの厚さのある針金で
骨格を作ってもいいと思うんですが、
割り箸を細かく採寸したものを切るほうが、
あとあと収拾がつかなくなるところが潔くていいような・・・・・。
ということで割り箸を採用。


割り箸を短く切ったり角を斜めに切ってもらったりして、
それを速乾性の木工用ボンドでつなげていく。


シンプルに骨を配置して造るだけではうまく立たないし、
すぐつぶれてしまうことを学べるだろう。
上下の立体構造は完璧だが前後の立体構造も造る人もいるかもしれない。
そして骨を丈夫に支えるために体を支えるための骨格筋を配置していく。
骨格筋は筋交い状になりラーメン構造やトラスト状にもなるかもしれない。



このときのモデルのでき如何が、
そのままその人の体の使い方の要諦に当てはまることがある。
つまりどれほど体の構造を把握しているかが客観的に見える。
実に興味深いモデルをおのおのが作り出してくれる。


ロルファーなどが造るモデルは解剖学的に美しいだろう。
また建築家が造ったモデルは実際に立てるような計算が盛り込まれているだろう。


だが解剖学を学んだことがなければ、
うまい感じのモデルはなかなかできない。
でもそれで結構なのです。
そこで完成品を作られたら、
あとで何もお伝えできなくなるから楽しくないから
どんどん個性的なモデルであって欲しい。


このような体の構造体を具体的にたとえて表現する手作業をすると、
人体を透視して捉えやすくなる。
内観して透視感覚を身に付ける。


手が動けば思考は深まる。
指先のセンサーが人体の物性を感じだす。
この体内を内観できる感覚を育て体のムーブメント要諦を理解しやすくする。
私がみている人体構造ビジョンを共有してもらってから説明ができるからだ。
すると、
おぼろげな概念を押し付けた説明ではなく、
リアルな機能を指摘している説明と思える。
この差は大きいですよね。


手先を使って考えれば
イメージ力と分析力の両方がバランスよく活性化するし親しめるんですよね。
人体の自分なりのたとえ話を作り出すようなもの。


自分が作り出したモデルをみれば、
どれほどの解剖学的知識や体内の内部感覚をもっていたかがわかる。
もっていなければ作成時に自分の体を隅々まで触り探るという、
生まれてこの方やったことがない経験をすることになるだろう。


人体の複雑さに惑わされないように。
シンプルな原理原則を見つけること。


そして最初に造った自分のモデルに、
少しずつ人体のシステムを肉付けするよう解説。
筋膜のネットワークや、
カニカルリンク様な体の各システム同士のつながりなど。
概要イラストをみていただいて人体を内観しやすいように。
徐々に豊かな感性を含めた様子で作り変えられていく喜びを感じて欲しい。


・・・・・


とりあえずやってみたいことのひとつはこれです。
ワーク屋さんの友達同士でやって楽しんだことのある作業です。
こういうことをもくろんでいますのですが。。。。。^−^;
どうでしょう?