体の下水道の話

リンパ液は毛細血管から染み出した血漿がリンパ管内に入ったもの。
古い細胞や血球の残骸などの老廃物、腸管で吸収された脂肪を運び去る役目を持つ。

そのリンパ液の流れが悪くなると体内に毒素がたまってしまう。

リンパ管は静脈と同じように逆流防止のための弁がついていて、
筋肉の動きにより上へ上へと押し上げられる。
筋肉を動かすことで体の中の老廃物が掃除できるということです。

ちなみにリンパ液の量は男性は体重の約8%、女性は7%。
体重が60kgの男性なら役4800mlがリンパ液ですね。

体の中のずいぶんの量がリンパ液なんです。
それがたとえは悪いですが下水管のような
対外へと不要物を捨てる水洗式浄化システム。

しっかりと捨てるものは捨ててしまえばいい。
そうすればクリーンな体で健康体なんです。

ですが長時間のデスクワークをしていると、
筋肉は一定状態で維持されてしまい動かない。
そうなるとリンパ管に老廃物を溜め込むことになる。
これが長期間続くとセルライトになったりむくみやすくなる。
セルライトがなかなか取れなかったり、
むくみやすくなるとそれが解消されるのが難しかったり、
それはリンパ管のなかに滞留してしまう老廃物が長い時間かけて
器質自体を変えてしまうため。

これがデスクワークの大変なところですよね。

国民栄養調査関係の調べでは20代の運動習慣がある人は
全体の20%前後というデータがあります。
以外に少ないんですよね、私の予想よりも。
このデータが載っていたのがターザンという運動雑誌で、
運動モードで本を観ていたから余計そう感じたのかも。

できればなんらかの運動習慣を。
それも体の使い方を熟知した形で運動する習慣を持ってほしい。
そう思うこのごろであります。m__m