趣味の散歩でして・・・・・

今はタモリの坂道本中で紹介された坂道行脚がだいぶ済んだ。


最近、趣味で偉人のお墓参りをしている。
不気味な趣味と思われるかもしれないが、
歴史の教科書でしか見たり聞いたりすることがない人物に、
少しでも近づき肌でその人物の気を感じられる。
その感動は大きい。
ちまたではひそかなお参りブームも起きているらしい。


私が今までお参りさせていただき、
強い何かを感じたところといえば、
祐天寺の祐天上人、
権之助坂(ごんのすけざか)の菅沼権之助、
勝海舟
青木昆陽
荻生徂徠
他数名。
どちらの場所も私の自宅からひたすら歩いてお参りさせていただきました。
距離的に数十キロになったとしてもお遍路さんよりはずっと楽な道程です。
歩くことで不思議なほど身近にその場所を感じることができるのです。


このような偉人たちの前に立つとき。
時間の隔たりを超えて、
歴史がそこにありいまだに息づいているように感じられる。


この方々は精一杯自分の能力と誠実さが生き方に現れて、
後世の私に影響を与えてくれました。
そのような心根を大切にしたいと思えば、
そのような気を放つ場に足を運べばよい。


不思議と『彼ならばこの場合どう考えただろうか?』と思うと、
それだけで自分の器を広げて物事を見つめることができています。


あと彼らのお墓の前に立つと思うことがあります。


人はいつかお亡くなりになるものです。
寿命はいつ途切れるかは誰もわからない。
だから今すぐ自分のやらなければならないことを鬼気としておこなえ。
そんな真剣な声が聞こえてまいります。