体の中から聞こえる感情の叫び声

バイオエナジェティックスなどでは、
人体は筋肉を使いすぎるばかりが、
筋肉痛になる原因ではないといわれています。


たとえば日ごろから頑固すぎたり怒りっぽかったりストレスを抱えていたり。
そのような特定の感情がおきたとき、
まさにその筋肉痛になるような姿勢をとっていたり筋肉をこわばらせている。
そしていつもその特定の姿勢をとったり筋肉を固めていると、
ストレスなどでいやな感情が起きなくても筋肉が固まってしまう。
そういうことがあるようなのです。


ではひごろから筋肉痛で痛みがひかないところなんかがあれば、
そこの痛みに意識を集中してみましょう。


すると。。。。
ふと『俺って、疲労困憊するほどがんばりすぎてるな』とか、
『あぁ、なんで自分が本来やるべきことがこうもできないんだろう!』とか、
胸の奥底にしまいこんでいるがずっと影響がでている感情が湧きあがる。


このような筋肉痛や他の症状などに焦点を当てているときに
でてきた声を聞くとき。
不思議なことだがなにか自分にとって大切な原因が解明されたかのようだ。
そして感情から筋肉の硬さを読んでしまうようなルートがわかったら、
直感的に原因を治す力にもつながっていきやすくなるようなのです。


たとえば人の体はたいていが前後左右に大なり小なりゆがみがあります。
そのゆがみ率を下げていき構造上の安定体を作るのが私のひとつの目標。
でもすべての人がワークをお受けいただけるわけではありません。


そんなときにはひとつの方法として、
体の上半身が左にゆがんでいたとしたら、
その上半身を左にことさらにゆがめてみる。
そのまま少しの間じっとしてみる。
不思議なほど呼吸がいつもよりも楽で、
まるで胸のつかえが消えたような感じ。
そのゆがんだ姿勢だがとても楽な状態で30秒ほどキープ。
そのときに胸の内側から浮き上がってきた声に耳を傾ける。
元のまっすぐな姿勢をとろうとすると、
いつもよりもずっと楽に感じている。
そして心持も軽くなった気がする。


そんな遊びをちょっと5分ばかり、
自分の好きなままに体をゆがめて、
そのときに聞こえる声を聞いてみる。


ゆがんでいることの意味合いには、
体の機械的な使い方による影響もありますが、
感情が与えるゆがみというものもある。
そうもし感じ取れる方がいたら、
すばらしいセンスの持ち主です。


そしてワークを受けるときにも、
このような感情と筋肉の硬化の関連性を実感している人は、
そんな原因もあるんだよな〜と受け入れてくれてなおりが早い。


そういう傾向があるように思います。