筋肉の質を改善するポッピング


ヒップホップのひとつのポッピングを
体験なされた方よりお話をお伺いしまして。


ポッピングはストリートダンスの主要ジャンルの一つです。
人間の動きを超越した不思議な動きで見る者の目を釘付けにするダンスです。
主に体の各部位が別々の動きを取る様な踊り方をし、
一連の動作の中で一度静止して瞬間的に筋肉を収縮させ音に合わせます。


以前、こちらの日記にもポッピングについて
ちらっと書かせていただきました。


伸筋と屈筋を深層筋まで緩める動きをしている。
ポッピングのダンサーがそんな筋の使い手の動きをしている。
そのため個人的に気になって仕方なかったんです。


お話を伺うと著名なポッピングダンサーは
筋肉の質が大変やわらかく若々しい。
触らせてもらいたくなるような気持ちよさそうな筋肉の質。
そして容姿も若々しい。
ポッピングをしている人たちの筋肉が良質なはずと予測していたので、
うれしい正解でした。


ポッピングは、
『筋力・リズム感・バランス感覚(軸の意識・重心の位置コントロール
・柔軟性などを養うため』のすばらしいトレーニングとなるそうです。


ポッピングを舞台でしようと思わないダンサーにも、
目的の筋肉を的確に意識して弾くそのトレーニングから得られるものは
大きいでしょう。


あと実はこのポッピングの動きなんですが、
意外に筋肉がたとえばしこり化していたりで麻痺を起こしていた場合、
そのしこり部に酸素を取り入れて固まったコラーゲン組織を緩め
筋組織の再生をしてくれるようなエクササイズにもなるのでは?
そんなことを直感的に思いました。


このポッピングのトレーニングは自分ひとりでもできます。
それに意外にポッピングをしてハマっていくと、
いつの間にかひとりで数時間もそれに時間を費やしている。
強制的にそのようにさせられているんじゃなくて、
思うようにイメージ通り動かせるように徐々になると、
面白くなってやめられなくなるんですよね。
その結果、時にはやりすぎて腱を痛める人もいるんですが、
そんなネガティブなことを超える筋の質の改善がなされる。
そのことはどうやら本当に期待できるようですね。


もしリハビリや筋膜のセルフリリースにも使えるならば、
大変すばらしい遺伝子を持ったトレーニングスタイルを
創ることができそうですね。


若い人でダンスが好きな方ならば受け入れられやすい。
それもいいですね。