歩き方の歴史


魚類が背骨を蛇行させ泳いだのが約5億年前。
哺乳類の四足歩行が始まったのが約1億6000年前。
人類が直立二足歩行をし始めたのが約3000年前。


そして人は受精されひとつの細胞が分割するとき、
あたかも魚類→両生類→爬虫類のような原始的な
体を経てから哺乳類と化していく。
だからその時々の名残が私たちの体の中に残っている。


たとえばそれは、、、、、
魚類の脊椎の蛇行ムーブメント、
両生類や爬虫類の蛇行と四肢でのムーブメント、
犬や猫のような四足歩行ムーブメントをするものたちです。


そのムーブメントをかつてしていたときの解剖学的な様相を、
現在の私たちの体は含んでいるといえる。
いやむしろ直立二足歩行をし始めたのは、
時間の流れからみると極最近だといえる。


だからじつのところ直立二足歩行のなかに、
かつての蛇行や四足歩行などの要素が含まれて完成することが感じられる。


ただ直立二足歩行では、
二本足で立つため独特の工夫が必要となる。


「立つときに力を抜けば抜くほど、
真直ぐでなければ立つことはできない」
という事実があり人体を通り抜ける真直ぐを創造するような工夫だ。


力んで立つと疲れを引き起こす原因となる。
力を抜いて立つほうがいいのだが、
脱力すればするほど些細な体の傾きで倒れてしまう。
脱力して立つためには真直ぐに立つことだ。


こうすることが直立二足歩行を進化させることにつながるだろう。