脊柱のゆがみと髄膜のダメージの関係性

アプライドキネシオロジーのテクニックに、
『髄膜(ずいまく)リリース』がります。
(書籍:アプライドキネシオロジー フローチャートマニュアル上巻 p173参照)
髄膜は、脳および脊髄の保護のための膜の総称。
外側から硬膜・クモ膜・軟膜という3層から成ります。


健康な人の脊柱を調べてみる。
すると腹臥位(うつ伏せ)と座位と立位で計測するとほぼ一定である。


誤差の許容量は14mm以内


それ以上の誤差がある場合には、
髄膜リリースをおこなうように勧めている。


腹臥位でうつ伏せに寝ているときの背骨の曲がりは一番小さくなる。
平らな地面に腹が押され前にお腹を出っ張らせることもできないし、
腰部の疾患がない限り腰が空中に持ち上がり腹部が浮いてしまうこともない。
それだから脊柱がとても伸びている現状での理想の様子がうかがえるだろう。
だが立位や座位では状況が違ってくる。
背骨が前傾や後傾や側傾したりねじれたり、
椎間板が狭窄したりということが多かれ少なかれあるだろう。
その歪みが皆無な人はほとんどいないといっていいだろう。


そしてその歪みの許容が14mm程度まで。
それ以下なら髄膜に影響を与えないという。
髄膜に影響が出ると硬膜・クモ膜の間を流れる脳脊髄液に問題が出てくる。
脳脊髄液が流れにくくなるとどうなるかといえば、
この体液は神経に対しての栄養素ですから、
脳内で造られた脳脊髄液という栄養素が体の末端まで流れにくくなるという。
そのような影響が出ることで、
妙な神経痛や内臓諸器官など神経が正常に働いて初めてOKな部位に問題が生じることもある。
このお話はクラニオサクラルセラピーなどを
なさっている先生ならおわかりいただけるでしょう。


で、実は書籍のほうにケアの仕方が解説してあります。


頚椎部分と尾骨部分の操作をおこないます。
呼吸のリズムに合わせて特定方向に牽引を加え、
それを8回繰り返すようにと指示してあります。


このケアのやり方は繊細なやり方でそう力がいる方法ではないのですが、
これにより髄膜のリリースが起きるようです。
それにより脳脊髄液が正常に流れ出し
神経的に栄養不足で働きが鈍っていたところが
動き出してくれるということになるわけです。


ただここでひとつ問題が起こります。
単純なことなんですけど、
この本で解説してある書籍の通り操作をおこなっても、
14mmの誤差が縮まってそれ以内にならないことがある、
ということです。


脊柱をゆがめることは尾骨と頚椎部分のみであることはめったにない。
たいていが起立筋やその他の姿勢筋である筋膜層が複雑に癒着を起こし、
脊柱がゆがめられているのです。
だからこの歪みの本体といえる部分が治されていないと、
14mmの誤差からは逃げられない。


ということは一時的に脳脊髄液の流れが改善されても、
しばらくすると問題が生じるということになるのです。


脊柱が歪みが上記の14mm誤差を越えると髄膜に影響がでやすくなり、
それが脳脊髄液の流れに問題が生じ、
神経の働きに左右する。


私は赤ちゃんの背中とかいいよねっていうと、
背骨は自然な弯曲があるべきだといわれます。
でその自然な弯曲の度合いを測るひとつの計測基準として、
この脊柱の14mm誤差が使えるんですね。
私は14mm誤差以内に抑えられる立ち方、座り方、腹臥位の状態が
どのようなものであるのかを幾例も実際に検査分析しています。
自然な弯曲というものの弯曲がこんなに少ないものなのかと
はじめは正直驚きました。
それを知っていますので、
それに基づいてこんな感じで立ってくださいね、
と伝えさせていただいてます。


立ち方、座り方の脊柱の様子の指示に活かされているのです。


ただし本当に14mm以内の誤差はレベルが高い!



アプライドキネシオロジーのテクニックに、
『髄膜(ずいまく)リリース』がります。
(書籍:アプライドキネシオロジー フローチャートマニュアル上巻 p173参照)
髄膜は、脳および脊髄の保護のための膜の総称。
外側から硬膜・クモ膜・軟膜という3層から成ります。


健康な人の脊柱を調べてみる。
すると腹臥位(うつ伏せ)と座位と立位で計測するとほぼ一定である。


誤差の許容量は14mm以内


それ以上の誤差がある場合には、
髄膜リリースをおこなうように勧めている。


腹臥位でうつ伏せに寝ているときの背骨の曲がりは一番小さくなる。
平らな地面に腹が押され前にお腹を出っ張らせることもできないし、
腰部の疾患がない限り腰が空中に持ち上がり腹部が浮いてしまうこともない。
それだから脊柱がとても伸びている現状での理想の様子がうかがえるだろう。
だが立位や座位では状況が違ってくる。
背骨が前傾や後傾や側傾したりねじれたり、
椎間板が狭窄したりということが多かれ少なかれあるだろう。
その歪みが皆無な人はほとんどいないといっていいだろう。


そしてその歪みの許容が14mm程度まで。
それ以下なら髄膜に影響を与えないという。
髄膜に影響が出ると硬膜・クモ膜の間を流れる脳脊髄液に問題が出てくる。
脳脊髄液が流れにくくなるとどうなるかといえば、
この体液は神経に対しての栄養素ですから、
脳内で造られた脳脊髄液という栄養素が体の末端まで流れにくくなるという。
そのような影響が出ることで、
妙な神経痛や内臓諸器官など神経が正常に働いて初めてOKな部位に問題が生じることもある。
このお話はクラニオサクラルセラピーなどを
なさっている先生ならおわかりいただけるでしょう。


で、実は書籍のほうにケアの仕方が解説してあります。


頚椎部分と尾骨部分の操作をおこないます。
呼吸のリズムに合わせて特定方向に牽引を加え、
それを8回繰り返すようにと指示してあります。


このケアのやり方は繊細なやり方でそう力がいる方法ではないのですが、
これにより髄膜のリリースが起きるようです。
それにより脳脊髄液が正常に流れ出し
神経的に栄養不足で働きが鈍っていたところが
動き出してくれるということになるわけです。


ただここでひとつ問題が起こります。
単純なことなんですけど、
この本で解説してある書籍の通り操作をおこなっても、
14mmの誤差が縮まってそれ以内にならないことがある、
ということです。


脊柱をゆがめることは尾骨と頚椎部分のみであることはめったにない。
たいていが起立筋やその他の姿勢筋である筋膜層が複雑に癒着を起こし、
脊柱がゆがめられているのです。
だからこの歪みの本体といえる部分が治されていないと、
14mmの誤差からは逃げられない。


ということは一時的に脳脊髄液の流れが改善されても、
しばらくすると問題が生じるということになるのです。


脊柱が歪みが上記の14mm誤差を越えると髄膜に影響がでやすくなり、
それが脳脊髄液の流れに問題が生じ、
神経の働きに左右する。


私は赤ちゃんの背中とかいいよねっていうと、
背骨は自然な弯曲があるべきだといわれます。
でその自然な弯曲の度合いを測るひとつの計測基準として、
この脊柱の14mm誤差が使えるんですね。
私は14mm誤差以内に抑えられる立ち方、座り方、腹臥位の状態が
どのようなものであるのかを幾例も実際に検査分析しています。
自然な弯曲というものの弯曲がこんなに少ないものなのかと
はじめは正直驚きました。
それを知っていますので、
それに基づいてこんな感じで立ってくださいね、
と伝えさせていただいてます。


立ち方、座り方の脊柱の様子の指示に活かされているのです。


ただし本当に14mm以内の誤差はレベルが高い!