自分自身の中にある外野席

体の内側と外側。
つまり皮膚の外側の世界と皮膚の内側の世界。



ちょっと考えてみてください。


自分の体の外側の世界は目で見て手で触れて感じ取ることができる。
だからわかりやすいし親近感もある。
たとえば好きなアクセサリー。
手に触れることもできる。
この輝石の形が気に入っているとか。
どこのショップで買ったとか人から贈られたとか思い出もある。


体の外側の世界に対して感覚は実にリアルなんです。


自分の体の内側の世界は目で見て手で触れて感じることができない。
だからわかりにくいし親近感がない。
健康診断でレントゲン撮影をしたとしても
それは実際に体の内側が見えたのではない。
自分の体内の内臓や筋肉や骨や血管を触ることもできない。


つまり自分自身の皮膚の内側こそが
外側感覚となっているのです。


私は自分の体や他の方の体内の状況を想像するわけです。
もちろんそこには整形外科的な検査方法や知識を駆使しています。
机上の解剖学に留まらず、
生体の動きをともなった状態を観ていくわけですから複雑です。


そこには深い知識や経験が必要です。


ただ頭でいくら複雑に自分の内側を感じていても、
どこか不安の残る遊離した感覚が付きまといます。


体の内側の世界を皮膚の外側にある世界と同レベルで感じる感性が必要で、
それが磨かれなければこの遊離感覚は消えないと思います。


まさに体の内側にある箱を開けて、
その内側にあるドラマを覗くとき。
大きなワーク技術の進展が期待できると予想しております。