なにげない握りこぶしの作り方ひとつとってみても。


こぶしの握り方。


手をパーからグーにする。


そのとき握力がでるわけですが、
その握力が強いかどうかって問題にされるわけです。


でもどういう感じでパーからグーにするかは問われない。
それはかなり『う〜ん、よいのだろうか?』という問題。


握力を発揮するための秘密?を知っている握りをするかどうか。


ちなみに握力を発揮させる握りができる人は足の裏の筋肉も使える。
だから根が生えたように地面に張り付くこともできるようです。


体を合理的に使うポイントのひとつに
『体の中心から外側に向けて連動して動かす』というようなものがある。


手のひらがパーのときに指先の第一関節から内側に折り曲げるとだめです。
手首を内側へほんの軽く引く感じ。
それから手のひらと指の付け根の関節から順々に曲げていきます。
指の第三関節を十分内側に曲げたら第二関節を曲げる感じ。
そして最後に指先の関節が曲がる。


この握り方を何度も繰り返しトレーニングしていく。


すると握力が力まず強く発揮できるようになります。


それにいろいろといいことがあります。
手首に巻いてあるリストバンド状の筋がよく緩む。
手首が緩むと頭を乗せる首も緩むんです。
すると肩が落ちて呼吸が楽になるんです。


やってみるとわかるが、
これは何かたまごを包みこんでいるような握り方になる。


この握りをすると腕の外側が凝らないし張らないんです。
自然に肩を下げやすくなる。
肩が上がっていると動けなくなるから。



逆に指先部分だけを意識して握ろうとすると握力は出ないし力みが強まる。
自然に肩が上がる。
肩が上がってないと動けなくなるから。
肩が上がればそれは肩こりになりますよね。


何気ない握りこぶしの作り方一つ気をつけるだけで、
体を生かすも殺すもできます。