アメーバのような胴体の動き練習法

たとえば首の付け根が痛くてしょうがないときってありますよね。
椅子に座ってパソコンに向き合い働きすぎていたら
だれでもこのようなことは起きますよね。


そういうとき、
よ〜く痛い部分の周辺を観察すると、
痛みが出ている部分の下あたりには
痛みが少ないか痛くないのに気づきます。


この痛みが出ていない場所。


そちらのほうが丹田というへそ下の9cmくらいが
体の上下左右の中心であるとすれば、
痛みが出ていない場所のほうが痛い箇所より中心に近いことになります。
そしてこの痛みが出ていない箇所を曲げ伸ばししてみましょう。
可動範囲が狭まっていることに気づくかもしれません。


かえって痛みがない部分のほうが何らかの問題をかかえてるときがある。
痛みがある部分はそちらのとばっちりを被っているときがよくあります。
痛みがない場所が動けば痛んでいる場所を酷使しなくてよいときです。


そのような場合には
痛みの感じられない硬い箇所と痛みがある部分との
「動きの連関性が寸断されている」のかもしれません。


痛みがある場所とそれの元になるうまく動けなくなった場所。
それら二つの箇所を含めた部位の関連性を意識した動きをしていると、
慢性化する前の状態ならば痛みがすっと軽減していくことがあります。


関連性をイメージした動きとはどんな例があるかというと。
アメーバが動くとき細胞膜を細く突き出すように伸ばし、
後からその伸ばされた部分に体液を送りこみ体の中心をそちらに移動する。
それを繰り返すような動き方です。
体表全体をひとまとめと考えて大胆かつ繊細に活かしきる方法で動きます。


私には胴体部分の痛みを改善するときには、
このイメージがぴったりきます。
喉や胸が狭くなって苦しさがおさまり、
背中が縮んだ感じがすっきりとします。
胴体が伸び伸び生き返った感じになる。


他のイメージも多々あるので個々の体の状態にあったやり方を
工夫していただけるといいでしょう。