『内臓の交感神経支配分布』による体チェック


背骨がずれると内臓に影響が及びます。


その相関状況を下記になんとなく記します。


たとえば「甲状腺---第4・5・6頸神経」という意味は、
胸椎4・5・6番からでている脊髄神経は甲状腺につながっています、
というような感じです。
胸椎4・5・6番が正常でしたら
甲状腺と脳はしっかりと情報のやり取りをしています。
それにより自律神経系の制御が精密におこなわれます。
血液の流れや内臓機能の抑制などを正しく脳が命令した通り甲状腺が働く。
そうすると甲状腺の機能亢進などの調整不良がおきにくい状態です。


ですが胸椎4〜6番にずれや痛みがあればどうでしょう。
その場合には胸椎がずれることで該当する胸椎の間にある椎間板の
クッション機能が働きづらくなります。
椎間板がしっかりしたクッション力を発揮しないと椎骨はずれますし、
同時に椎間孔という脊髄神経の出入り口に問題が生じます。
つまり脳からの命令を内臓に送り内臓の状態を脳に知らせるという、
大切な情報を伝える脊髄神経という情報ケーブルに問題が生じます。
そのためにこの場合には
甲状腺になんらかのストレスがかかっているかもしれないと考えられます。


実際は医学的な検査をしていかなければ詳細はわからないわけです。


ただ問題点にあたりをつけるというものとしては、
脊髄神経と内臓の関係性は記憶しておくと便利ですよね。


また背骨のゆがみがあると内臓になんらかの影響があるのであれば、
姿勢が悪いということはそれこそ背骨のゆがみからくるものです。
健やかな内臓は健やかな姿勢の状態と比例するといえるでしょう。

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甲状腺---第4・5・6頸神経
食道---第7頸神経
胃---第5・6・7・8・9胸神経
気管支---第7頸神経、第2・3胸神経
肺---第1・2・3・4胸神経
心臓---第3・4・5胸神経
肝臓---第5・6・7・8胸神経
胆嚢---第7・8・9胸神経
脾臓---第5・6・7・8・9胸神経
膵臓---第6・7・8胸神経
小腸---第8・9・10胸神経
腎臓---第11・12胸神経
副腎---第10・11胸神経
虫垂---第12胸神経、第1腰神経
卵巣及び精巣---第2・3腰神経
子宮---第1・2・3腰神経
膀胱、前立腺---第4・5腰神経、第1仙骨神経
大腸、結腸---第1・2仙骨神経
直腸、肛門---第4・5腰神経、第5仙骨神経
生殖器---第2・3・5仙骨神経

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