等々力から多摩川までの休日散歩


昨日は休み。
休日散歩へ。


目的の場所は等々力駅の近くにある玉川神社。
そちらには私の敬愛する七福神のひとり大黒様が末社として祭られている。


かねてから各地の大黒様を祭る神社仏閣を見つけては休みにでかける。
そんなことをしているためその一環としてでかけてまして。


当日は雨が降ると天気予報で伝えられ、
電車で等々力まで。
玉川神社に到着。
由来等は事前にガイドブックで調査済み。
当地の見所写真として掲載してあった楠。
実際にそのこぶが隆々とした根元を持つ楠の立派さに目を見張りました。


それから等々力渓谷に入り等々力不動へと向かいます。
その途中にある滝。
そして少し先にある役行者を祭る洞穴。
特にこの洞穴からは不思議な異空間を感じさせられます。
夏のころにいくと蚊の大群に攻め立てられて悲惨な目にあう場。
だがいまはその苦労もなくちょうどよいころです。


それから等々力不動を出て丸子川沿いを多摩川のほうへ下ります。
御岳山古墳、狐塚、八幡塚古墳、その他多くの古墳群を横目に。


子供のころに自転車で来てこの古墳の近所で迷子になったな、
と懐かしいことを思い出しつつ。


そして多摩川周辺にきたときの最後の〆は決まっています。
多摩川浅間神社へお参り。
天気は今にも雨が降りそうな曇り。
晴れた日の富士山の夕景を見ることはできません。
ですがこの浅間神社から一望する多摩川は、
まるで龍が体をくねらせているかのようだ、
などと想像力を働かせてみているので納得。


そしてまた多摩川駅から電車で帰宅。


行き返りで300円ほどの旅でした。


司会業に忙しいタモリさんは、
地図を見るのが好きだそうです。
私もその気持ちがわかるようになりました。


地図を見ることが好きになってから
解剖学の図をみると気づきが増えた。
どのルートでいけばよいか?
どこのなにをみればよいか?
などが人体図でも想像がしやすくなった。


地図のほうが実際に当地に訪れて体験できるだけ具体的だ。
人体の解剖図ではそちらに訪れ経験をすることができない。
人体解剖図は抽象的だ。
その具体像は想像力に任せるだけ。
時に揺れ動いてしまいがちになる。
だが地図をみる感覚で人体図を眺める目ができると、
人体の部位の機能が様々な由来として感じられてくる。


そして気づけば人体図に感覚投入がしやすくなっていた。


すばらしい旅の産物です。