散歩日記:増上寺近辺編

昨日は休日。
そして桜の季節。


大門駅まで都営地下鉄浅草線ででかけ、
芝大神宮(http://www.shibadaijingu.com/index.html)へ。
十社めぐりのひとつに数えられる神社です。


こちらは少し不思議な神宮です。
末社には、
大国主命(おおくにぬしのみこと) [出雲社]
大物主命(おおものぬしのみこと) [金刀比羅社]
が祀られております。
大国主命とは七福神の大黒天と習合しておられます。


大国主神が自らの和魂(にきみたま)を大物主神として祀ったとあります。
大国主命とその和魂である大物主命を別々にお祀りしています。
とてもとてもありがたい神社といえると思います。


近代的な雰囲気が漂う神社でありました。


それからほんのすぐに位置する
増上寺http://www.zojoji.or.jp/)へ。


大殿ではひっきりなしに各地から団体が集う。
浄土宗らしい歌を供物する方々が入れ替わる。
御忌大会(ぎょきだいえ)
御忌(ぎょき)とは、浄土宗の宗祖法然上人の忌日法要のことをいいます。
法然上人は、建歴2年、西暦1212年、正月25日、80歳で亡くなられました。
法然上人のご恩徳を讃える唱和する供物なのでしょう。


安国殿も開帳されていました。
秘仏黒本尊(阿弥陀如来)が祀られています。
黒本尊は家康公が深く尊崇し、そのご加護により度重なる災難を除け、
戦の勝利を得たという霊験あらたかな阿弥陀如来像です。
その左手には歴代将軍の位牌が安置してありました。
ただ和宮様だけは等身大像となり、
ほとんどの方々はその像の前で拝んでおられました。
位牌に書かれている戒名では誰だかわかりませんし。


それに徳川家霊廟を拝観することができました。
徳川将軍15代のうち、6人(秀忠、家宣、家継、家重、家慶、家茂)が葬られている。
また大河ドラマでも有名となりし家茂夫人和宮(静寛院)もおられ、
人気があるだけに花束を持ち寄りお供えする方々がおられるようです。


そして最後に宝珠院へ。
出世弁財天が祭られる。
その隣社には閻魔様。
先ほどまでの増上寺の多くの参拝者たちは、
ここまではこないらしい。
こじんまりとした静かなときがながれる。
こちらは気に入りの場になりました。


でもそこを数百メートル歩き芝公園にいくとお花見盛り。