「身体イメージ」のバージョンアップ

今まで私たちの脳が思い描いていた「身体イメージ」を書き換えるだけで、
ずいぶんと身体は楽になります。


たとえば「腕の付け根は?」といわれると「肩」と答える人もいるでしょう。
でもそれは誤った認識で、腕の骨は鎖骨と胸骨の境目の胸鎖関節からの鎖骨。
腕の筋肉はと観察の目を広げれば肩甲骨は腕の骨の一部ですから、
肩甲骨から胸椎に伸びる菱形筋が腕の付け根のように思えます。
が・・・腕の骨に付着点を持つ筋肉を広く目で追えば
僧帽筋の上端(後頭骨下端部)から腕がつながります。
後頭骨下端から腕の筋肉を通して腕はつられている構造ですよね。


首の上端から指先まで筋肉が鎖のように関連し連動しているのです。


そのようなイメージを描いておくととても手が長く長く優雅に使えます。
カラダの背面から腕の筋肉が伸びていると認識できるため、
腕力が気付いたらパワーアップし筋肉疲労も激減します。



そんなように正しい体の解剖学的基礎を踏まえたイメージをするだけでいい。


カラダのイメージを思い描くときには
身体の理想的なイメージを研究理解し目標を立てる。
それから自己の身体の様子の現状認識。
それに基づいてどのような方法で改善できるか。
このような流れが身体のイメージを
新たにバージョンアップさせるために必要とされるでしょう。
鋭い自分の身体を現状認識できる目が『内観』。
『内観力』を磨けば効率的に身体イメージを書き換えられるようになります。


それはすばらしいイメージによる体のバージョンアップになることでしょう。


先だってお客様にワークをお待ちいただいたとき
下の本をご覧いただいてました。
「イラストがかわいくてわかりやすいですね」とおっしゃっておられました。

イメージだけで「らくな体」をつくる本

イメージだけで「らくな体」をつくる本