『Anatomy and Kinesiology for Dancers』


Youtubeを『Kinesiology』で検索して。
たまたまDancer用の教育映像を見つけた。


『Anatomy and Kinesiology for Dancers』
http://jp.youtube.com/watch?v=Ez9jNOGn_i4


時間は7分程度で、大多数はしょってあるようです。
ただ私には好印象に映りました。


『骨』の要点を等身大骨格モデルで伝え、
『筋肉』は浅層筋が描かれた筋肉イラストで。
骨のところでは尾骨部を指し示して動きには
大変デリケートにあつかうべきところですよ、
と実に心憎い解説をしてます。


でも大多数の方々が、
「解剖学なんて学んだことがないし面倒そう。」
そう思われる気持ちはよ〜くわかります。
要点がわからずに解剖学を学ぶときほど
苦痛な時間はありません。
日本のバレエ教室の多くも解剖学的知識を
掘り下げてまで教えているところは少ない。
それなのに解剖学なんて・・・、と思える。


ですが本当の問題はそんなところにあるのではなく、
ダンスと解剖学が有機的にリンクした教材があれば
多くの方々が受け入れてくれるはずと思います。
賢明な方はそうすることにより、
関節や筋肉にムリのない動きを理解することが
体に負担をかけず捻挫等の故障を回避してくれることを知っています。
そうすればライフワークとしてダンスを楽しむ充実感は増すでしょう。


ちなみに海外の本格的なバレエスクール等では
解剖学の単位も卒業に必要なところがあるそうです。


余談ですが、
私ども手技療法を勉強しているものにしてみれば、
体の外見をみてるよりも筋肉の硬化部が多く存在する内側に興味があります。
そのため「骨格モデル」や「筋肉イラスト」を参照しながら手技を考えます。
骨格の関節部の構造や筋肉の起始や付着などはものすごく気になりますよね。
体の内側を透視するがごとくみつめ問題箇所を直視しようとする。
そういう姿勢ですから、
等身大骨格モデルによる解説にはまったく違和感はありませんでしたし、
わかりやすいダンス教材だな〜と感じたのでしょうね。