書籍紹介:『禅ゴルフ』


私はゴルフはテレビで観る程度でやった経験がほとんどないんです。
でも今、読んでいる本はゴルフの本なのです。


禅ゴルフ―メンタル・ゲームをマスターする法
著者:ジョセフ ペアレント/ベースボールマガジン社


著者のジョセフ ペアレントは、
コロラド大学大学院で仏教と心理学を研究し学位をとる。
そして新しいタイプのメンタル・トレーナーとして、
ゴルフ界にとどまらず多くの分野で活躍しています。


科学的アプローチが主流のゴルフのメンタル・トレーニング。
その最先端をいくアメリカで東洋の「禅」が注目を集めていて
実践されているのはなぜ?
そんな疑問が出てくる。



でも本書を読み進めるとその意味がしっくりわかります。


ゴルフトーナメントを勝ち抜くプロゴルファーが
この本の著者を慕う気持ちになるのがよ〜く伝わってきます。
ゴルフを通して多くの人々に禅の観方や理解を深められます。
私のような禅に関心がある方であればゴルフをしていない方にも、
メンタル・トレーニングを受けるような示唆に富む内容が紹介されている。
なかなかの良書と思います。



関心がある方は図書館で借りて読んでいただければと思います。^-^)


ちなみに禅を修行することで、
曇った目をしているならばその汚れを拭い去り、
自分と自然の係わり合いを深めることができる。


それは釈迦が八正道で申した「正見」にいたるまでの過程のように思える。
その「正見」へいたれば精神的ストレスが大幅軽減され、
心身ともに大きな改善力が与えられることになるだろう。
ある人はケガなどの外傷以外の多くの慢性疾患について、
その原因の多くは精神的な抑圧から生じるといいました。
健康でい続けるためにはメンタル面をどうすればよいか、
そのようなことを考え積極的に取り組んでいただければ
すばらしいことのように思えます。