鍼灸医学の古典文献の言葉です。
=
上医(最上の医師)はいまだ病まざる病を治す。
中医(中級の医師)は人を治す。
下医(下級の医師)は病を治す。
=
最近、知人の病状を考える。
私が施術をさせていただき
そのときの胸椎のゆがみが
呼吸器を触るだけではなく
胸腺を尋常ではなく身動きを取れない状態にしていた。
がんなどの免疫系の疾患を負うとき、
このような様子がよく見受けられる。
ほかにもいくつかのチェック項目に
引っかかっている。
二度目の施術でも本人の様子があまりにつらそうだ。
「医療機関で検査をしたら?」と申したのです。
未病のうちに病の芽を摘み取る。
それができればなによりですが、
これからのことを考えて努める。
医療機関でおこなわれる検診で
レントゲンやMRIで症状や検査データの数値に問題が出たとしても
いつでもそのときがこれから進行する病の芽を摘み取る時期なのです。
そうとらえなおして今を大事にするべきだと思います。