筋肉の柔らかさにも様々ある。


筋肉の柔らかさにも様々ある。


ヨガを長年している友人は、
日々自分の体に埋まるブロックを見つけていく。
気づけたブロックにきれいな血液が集まり氷解させる。
呼吸をするたびにそのブロックをふいごで火を強く焚き、
目的のブロックまでその火力を届かせるイメージをして溶かしてしまう。


そのような修行をしているものだから、
信じられないほど柔らかい。
柔らかくてしなやかだけど、
それを鼻にかけることもない。


それが彼のライフワーク。


人間は長いこと生きるうちにそのようなブロックを複数体に内包させている。
誰でもがそのようなものです。


ですがここまですると、
代々伝わるようなDNAに残るカルマといわれそうなものまで気づき、
リセットをしてしまう。


そういったものがヨガという禅定をする過程に含まれている。


だからときどきそのような柔軟性が富んだ体を持っていても施術を受ける。
客観的に他人のアドバイスを受け入れ自分の考えに固執しないでいる。
そのような人物のサポートにはごまかしは一切できない。
それ以前にファーストタッチですぐに見限られますから。


ここでいうブロックとは
たとえば筋膜のコラーゲン組織が整わない複雑な並びになり
血液やリンパ液が十分流れ込めなくなっているような状況だ。


概念的な問題だけでもなく、
エネルギーワーク的なエネルギーの乱れだけでもない。
具体的な筋肉や靭帯、軟骨等のコラーゲン組織に蓄積したひずみのことだ。


その部位の筋組織の動きが抑制され冷えてくる。
栄養素がいきわたらず栄養不足になる。
老廃物が排除できないで蓄積してしまう。



体のかたまる様子は部位により変わるので一般化はできない。
だがひとまずどんなパターンがあるかその概要を参考までに書く。


.皮膚に近い表層筋群が固まる。


.表層筋群が張りが強くなり始終関節をずらすようになる。


.深層筋が硬くなっていく。


.この時点では表層筋と深層筋ともに硬化している。


.次第に骨に近い深層筋という血管(動脈)が通る部位が硬くなり代謝が乱れ、血圧が【低血圧】等の異常を示し始めている。


.深層筋は硬いまま。表層筋部分に血液やリンパ液の流量が問題が出てくる。
表層の筋肉は硬さがなくなり柔らかくなったように外見上は見受けられるが、
虚弱した筋肉のように私どもが触ると感じられる。


このときに深層筋が硬くて表層筋が虚弱した柔らかさがある状態という
硬軟の差が強くなっている。


この状態はかなり肉体的にきつい状態。


自分的には筋肉は柔らかく見えるなだ。
でもなぜこんなに体調が悪いのだろう?


ワークをしている研究熱心な先生が体をチェックすれば、
深層筋硬化と表層筋虚弱化が目に映っているので、
体調が不良なのはわかるし、
過去に同様の臨床例がある。
なので肉体的にも精神的にもきついんだということは手に取るほどわかる。


肉体的な拘束感が過ぎて肉体上の内的ストレスがあおられ続けている。
すると外的なストレスを受け入れる余裕が少ない。
ちょっとしたことと他人がいいそうなことが気になることもおきやすい。
精神的な耐性が低くなると、
とにかく日常生活がつらく感じるという人が多い。


ただ血圧がある程度の正常値にまで回復していくまで施術が進んでくると、
精神的な耐性が以前よりかはちょっとずつ回復。
肉体的体力も向上することが多いのです。
本人的には徐々によくなるので、
体調変化に自分では気づかないが
周りが変わったねといってくれるようになる。
それで本人も自覚できることも多いようですね。


ただ深層筋の硬化をどうリセットできるかなので、
そこにまでたどり着ける方法を選択してください。
施術でもいろいろとアプローチがありますから、


ですから、
ヨガの修行をしている彼の筋肉の柔らかさと、
後者の深層筋硬化と表層筋虚弱化した状態や
それをも越した深層筋と表層筋ともに虚弱した状態の柔らかさとは
違うものなのだと思います。