肩こりがなぜ起きているの?

肩こりがなぜ起きているの?


頭を筋肉で支えれば、
たいていは肩こりの症状がでてきてしまうものなのです。


というのは頭は体重の8%くらいの重さといわれてますから、
体重が63Kg程度の人なら5Kgほどが頭の重さとなります。


5Kgって、けっこう重いんです。


重い頭が立位では天辺にくる。
その頭を筋肉で支えていれば
その筋肉が一時間もしないで過労でしょう。


頚椎のみならず、
脊椎の椎骨ひとつずつを積み木を丁寧に上に積み上げていくがごとく。
そして骨で頭を支え上げる仕組みと、
骨をうまく省エネで縦に支えられる靭帯のサポートを活かす。


これにはある程度しっかりした仕組みをイメージできること。
そして自分の体を第三者がそばで観察している視点で
自己の姿勢をモニターすることが大切です。


そうすることで上体を起こしたときの頭を首や肩や胸や背中などの筋肉を
極力過度な負担がかからないようにします。


私がワークを始める前にそれができている状態かどうかをチェックします。
人に自分の姿勢具合をどうのこうの指摘されるのは緊張するし
あまりよい気分はしないことがあります。


ですが姿勢に気を配りだすと明らかに立ち姿がいい感じになって見える。


今までの立ち方とは別の立ち方というものがあると気づくのでしょうか。
自分の意識で理想に近づける立ち方を選択してもよいのだと気づきだす。
そうして細かい立ち方のノウハウも身についてくる。
身長も数センチ伸びている人もでてきますね。


その時点で私が「なかなかいい感じですね」と淡々といいます。


私は一切のお世辞は抜きなほうですから。
けっこう淡々といいつつも重い言葉です。


とある本は小さな成功も見つけ出してあげて大きくほめるようにという。
でもそれはあまり好みではありませんので、
淡々と正直に思ったことを伝えるのみです。


やはりここまでくると肩こりがーと申していたのが、
本当に軽減してしまっているのですよね。^-^)