呼吸を止めるほどのトレーニングの弊害について

昨日の「お試し一回コース」。


大阪のお客様でした。
遠方よりおいでいただき、
誠にありがたい限りで感謝いたしております。



マイルが溜まっておられるとのことで
飛行機でお見えになられました。


飛行機。


海外旅行にも、ぜんぜん出かけられる機会がなくて、
今の私は城南島海浜公園で羽田に離発着する飛行機を、
「いいなぁ〜」と見上げるばかりです。^-^;

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話が変わりまして。


ウエイトトレーニングというか、
呼吸が抑制されるようなトレーニングの弊害について。
考えてみたいと思います。


たとえばウエイトトレーニングでも、
自重を利用したものや、
初動負荷トレーニングなど、
呼吸代謝を楽にしつつできるトレーニングをしているならば
筋肉の繊維に十分な酸素が供給されています。


ただもし体を鍛えるときに、
呼吸をちょっと止めてしまうほどの負荷をかけて
筋肉量を増やしてしまったとき。


相当に体の筋肉が優れた状態の人であっても、
筋肉の質がねっとりしたよいコンディションを保つのは大変。
つきっきりのトレーナーを雇うか、
自分がトレーナーレベルまで能力を上げるか。
きっちりと関節の正しい位置を維持しつつ
どこの筋肉を意識していてもそれがいついてしまわないように。
呼吸を止めるほどの負荷があれば、
すでにその人の関節は整合して楽に動ける位置を逸脱してますから。


そのような鍛え方を繰り返しすると、
その取組年数に比例して筋組織のあまりよくない状態を維持します。
それはそのようなトレーニングをやめれば
その部位の筋肉が落ちるかといえば、
そうはいかない場合があるのです。


筋肉の中に脂肪が入るような筋肉部取り状態の筋肉にそこが転化する。
そのようケースがよくあるのです。


一見するとたくましく見えるのですが。


このような場合には関節を甘くはめつつ動くパターンをもっているため
骨格の連携が悪くて地面についた足の踵を押して末端の手先等に伝わる
骨を伝導して貫くような力が出しにくくなっている。


それに筋肉も筋繊維の中に脂肪が入ってしまうと、
筋肉を動かそうとしても脂肪が邪魔をします。
筋肉のパワーが削られてしまっているのです。


脂肪はその部位の筋肉を冷やしてしまい
あまりよい作用をもたらしません。


筋肉の内部に残された脂肪は多年にわたり居座り続けます。


以前にウエイトトレーニングを
がんばってなさっていたお客様が通われてきていて、
その方々のお体を把握しております。


だからその状態の大変さを、
それにその状態を解くのにどれほど大変なことであるか、
とてもよく理解しています。


T先生の施術をさせていただいたときが、
特に必死に勉強をさせていただきました。
それで私は自信を持って対応させていただけます。
ありがたいことです。^-^)


この状態になると、
疲労感や倦怠感がどうしても抜けてくれない。
特に上半身のウエイトトレーニングと念入りにすると、
心臓や呼吸器などに負担がかかりまして。


それに筋肉ぶとりは通常のマッサージ等ではその圧が深部まで行く前に
脂肪部で跳ね返されて浸透しにくいのです。
それに肩関節や胸郭の胸肋関節や胸鎖関節など上半身部分の
関節がだいぶんずれていて上方に押し上げられてしまっている。


本当ならばあと3〜5cm下に胸郭が下がっていた方が呼吸も楽だし
内臓の収まりもいいんですよね。
肩はなで肩に。


そこまでいくと徐々に疲労感等が減少していくようなのです。


昨日のお客様は血圧の値が理想状態であったため
ある程度深くリリースさせていただけました。
それに水泳をお子様と楽しんでいるというのも
良い筋肉を作っている部分があるのでいい。


おそらく相当深部まで背中側の太い筋肉群や肩周辺を
丁寧に解いておきましたので、
大阪にお戻りになられて整体等に通われる機会があれば
以前よりもリリースが楽にできるようにとがんばりました。


この期に、楽なお体をぜひ手に入れて欲しいなと願ってやみません。