バウビオロギー(建築生物学)について

バウビオロギー(建築生物学)をご存知でしょうか?


人と住環境の全般的な関係を扱う学問だそうです。


そのようなセミナーが私が愛用している計測機器レヨコンプ、
こちらのユーザー対象にて行われます。
概要をお伝えいただけるものですが
講習時間は5時間弱という長丁場。
来月に受講してこようと思います。


取り扱うものは、
たとえばエレクトロスモッグ、様々な放射、温度・湿度などの室内環境、
チリ、カビなど。
住まいの改築や修繕または新築の時に、
健康に暮らすことを目的として住環境を測定し、分析し評価するものです。


これがバカにならないほど健康に影響を与えてしまうそうです。
ドイツではバウビオロギー専門家(バウビオローゲ)という分野が、
職業として成立しているほどなのです。


バウビオロギーについて理解を深めれば深めるほど、
日本では住環境を改善し健康被害にあわないようにする意識がないのか、
不思議にさえ思えてくるほど。


そう思えるほど、
誰もが被っている身近な問題です。



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一例ではエレクトロスモッグについて考えてみましょう。
昨今では携帯電話や電子レンジ等の電磁波による健康被害が訴えられています。
長時間のパソコンを使った作業をするときに、
ディスプレーから照射される強力な電磁波を浴び続けることで体調を崩す人も多くなっているそうです。
自然界にある電磁波は徐々に高まって徐々に低くなるような波の形です。
それが人工的に作られた携帯電話等から生じるエレクトロスモッグでは、
急激に出力が上がり下がりするカクカクした波の形になります。
自然界になかったこのようなカクカクした波形に人間は強いストレスを感じる。
生命力を失わされるようなダメージを受けるといわれています。
だから睡眠時に頭の上にコンセントが備えられているようなベッドは厳禁。
もっとも甚大なダメージを体内に与えるのが睡眠時だそうですから。


以前、私が受けたセミナーではエレクトロスモッグの計測機器をもちいて、
気づかないうちにどれほどのエレクトロスモッグの影響を受けているか。
デモンストレーションをしていました。


絶縁体であろうと考えられている木製品やプラスチックでさえ、
実際は電気を通してしまっているのですから。



余談ですが、
以前私どものところにお通いいただいていた呼吸器系の問題から
アレルギー性疾患をお持ちの方が言っていました。
会社にある広い部屋なのに一台パソコンの電源が入れば、
私にはすぐ背筋が硬直する嫌な感覚としてそれがわかるといっていました。
肉体的にも精神的にも、
感覚が鋭ければダメージを感じられるのです。
感覚が鋭くなくともエレクトロスモッグを浴びせられた人体は
疲労感が強まり作業効率が下がるという実験結果がありました。


エレクトロスモッグは確かに人体に強い不快な影響を与えるものなのだから、
注意深くそれとつきあう意識が必要だと思ったことがあります。


バウビオロギーでは他の様々な問題項目をチェックして評価し、
改善するようにアドバイスをするものです。


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住環境を見直すこと。
そこに住まう人間の健康は、
住環境に甚大な影響を受けています。


個人的に素人実験で恐縮ですが、
ジオパシックストレスの改善指導などをしたときは
それに従っていただいたことがあります。
私に近しい人物で、信頼していただけたから意を汲んでいただけたのです。
重篤な疾患が急速に進行していたのが、
明らかにその進行速度が落ちたように感じたことがあります。
強い水脈の真上に住んでいた。
湿気やカビなどもありましたからひどいものです。
転居という荒業です。
ちゃんとエレクトロスモッグは当然のこと、
ジオパシックストレス、湿気によるカビやウィルスなど
いくつかの問題点がないように私なりに注意をしました。
病気を患っている友人が
住環境の変化が自分の体と心にもたらした落ち着きを喜んだことでしょう。


『費用対効果』を実証できるデータが提示できれば、
日本でも受け入れられるのかもしれない。


必要な職業じゃないかなと、私は思います。