チャップマン反射による喘息への対応

チャップマン反射というリンパの流れが滞る部位をチェックしていき、
解剖学的構造と比較するオステオパシーテクニックがあります。
細かい診断ができます。

「ハンドブックチャップマン反射」という書籍を参考に。

オステオパシーのなかでも古典的なテクニックになるのでしょう。
独特な診断といってよいような観察眼で描かれ実に優れています。

喘息へのアプローチ方法が
こちらの書籍には紹介されています。

P４８肺上部〜P５０肺下部あたりです。

喘息の反射治療としてP４９にチェックの流れが紹介されています。
短い文章の中に的確な注視すべき点を紹介しています。

こちらはぜひにでも施行していきたいところでしょう。

ただ残念なことですが「ハンドブックチャップマン反射」という書籍は、
エンタプライズが医療関係の出版から手をひいてしまい手に入りづらい。
谷口書店等の書籍の在庫を持っていそうなところにはあるのかも。
今では絶版扱いなためにアマゾンでは高値で取引されてるみたい。
それに都内の公立図書館にはこちらの本は蔵書はない模様です。

お客様の中で関心のあります方は、おみせいたします。
お見せする以前にこのようなテクニックなり概念を把握した上で
私の喘息傾向のありますお客様の施術は構成しています。

ちなみに寛骨の変位を調整せよとチャップマンでは紹介しています。
特に後天性気管支喘息の方の場合には、
気管を胸骨上前部や頚椎の骨の前弯等で強く圧迫しているところがあります。
本来は気管を取り巻く前部には気管軟骨といわれる
ガラス軟骨という硬化した特殊な軟骨で潰れにくいように工夫した構造です。
それさえも押しのけてしまうほど強い気管への圧迫をしてしまっている。

それはある姿勢では呼吸がしやすいがある姿勢ではヒューヒューと気管の
狭くなった時の音が出てしまう。
そこからもわかることでしょう。