書籍紹介:『骨ナビ体操でもう痛くない』

動き方をイメージしてもらう時に、
どこそこの筋肉がその動きには関与していると
詳細を見つめていくこともあります。


ですがそうなると
一般の方には聞きなれない筋肉名を羅列せねばならないため
学び取ろうとするときの学習障壁になるときがあります。


たとえば股関節部に関係する大腿骨を外旋させるために
深層外旋六筋というものがございまして、
外閉鎖筋・内閉鎖筋・大腿方形筋・下双子筋・上双子筋・梨状筋のような
いくつもの筋肉の起始と停止と主な機能を理解しなければなりません。


他にも肩甲骨を動かすときには・・・というようなことを、
動きの解剖学のようなテキストをもとにして
丁寧に覚えようとすればちょっとうんざりするほど時間がかかる。


そのようなときには、
骨をイメージしながら動きましょうとおすすめするときがあります。



たとえば。。。
一部分の筋肉を意識して関節を挟んだ体の一部を動かすとどうなるか。
拮抗する筋肉の屈筋側を意識すると
伸筋側が意識出来ていないようなことになりかねない。
筋肉をストレッチさせてがんばるというようなことをおこなって、
それが痛気持ち良いというときでも
すでに危険なほど硬化した状態ならば悪影響がでてしまうだろう。
体の重心移動がスムースに行われず、
あまり効率的な可動域も得られない。


それを関節を挟む2つの骨を折りたたむ意識で動かしてみよう。
そうしたほうが動くに際して必要な体の重心移動がスムースで、
楽に可動域も広がっていくことに気づくだろう。


そして骨で動く要領が大変わかり易いDVDで学べるのが
腰、肩、ひざ 骨ナビ体操でもう痛くない 一日3分!鍛えない、がんばらない、すく効果。解説DVD付き(50分) (コレカラBOOKS)』ですね。


腰、肩、ひざ 骨ナビ体操でもう痛くない 一日3分!鍛えない、がんばらない、すく効果。解説DVD付き(50分) (コレカラBOOKS)



DVD映像を拝見させていただきました。
著者がエクササイズの指導をしているのですが、
長谷川智氏の無駄な動きが無い姿勢を感じます。
気の圧力が只者ではないのはよくわかりました。


すると著者紹介の長谷川智氏。
筑波大学体育科卒。25年にわたり、ヨガ、古武道などさまざまなボディワークを研究。現役の山伏として滝行、瞑想も指導する。桐朋学園音楽科非常勤講師。カルチャースクールで展開する「骨ナビ体操」が人気を博している。」
だそうです。


納得しました。


紹介されているものはとてもシンプルなエクササイズです。
高齢者や体力がない方にも対応できます。
それに骨で動く感じをつかみたい人にもお勧めの教材です。