猫の世界の武力闘争


数日前に私の家にいついている『ちび』と呼ばれる老ネコが
凶暴な野良の牛柄ネコに襲われて顔中血だらけで帰ってきた。


過去に何度もこのネコに瀕死の状態にさせられている。
トラブルメーカーの牛柄猫です。
生き抜くための縄張り争いだが、
やることがあまりにも悪魔的だ。


『ちび』は強いショック状態。
半日もの間、不自然に体が伸びたまま冷え切りピクリともしなかった。


そして3日、経過した。
まだ餌も殆ど食べない。


私には妙に化膿が進んだ匂いが漂っているように感じられた。
私は嗅覚に優れている。


顔も無表情で、
いつものふてぶてしさがない。
普通のネコという動物顔だ。
まだ顔には血の塊が付いて。。。


「これは、やばいぞ〜!」


そのとき思いついたのは、
究極困ったときは神頼みです。


とある寺院にお参りさせていただいた際に、
写真を撮らせていただきました。
そのうちの一枚が私の胸に深く感銘を呼びました。
そのような写真は自分の内側に留めるべきですが、
一刻を争いそうな状況だと思えまして。
そちらの写真をプリントアウトしました。


ネコの寝ている部屋の額縁のところへ飾りました。


すると一時間後には『ちび』はむっくりと起きだし、
おもむろに猫缶を半分くらい食べました。


私にしてみても感銘を呼ぶ写真には何かを感じるのですが、
ネコにもなんらかの影響を与えているのではないかと驚き。


直感ではそうなると思えたのですが、
本当にそうなっているのを目の当たりにするときつねにつままれたような。


まだまだ健康状態は予断を許さない状態です。
ですが回復への兆しがでてきてほんとうによかった。


猫の世界でも、
暴漢に屈することのないような戦闘能力が必須です。


猫の世界では、
正義も法律も存在しませんから。
生きるためには
ときとして武力で勝るしかないのだと思います。


野良の猫の世界には、
命がけで戦い縄張りを守る日々があるのですね。


人間の世界ばかりが大変なんじゃないのですね。
私もネコ以上にがんばって日々闘いながら頑張らねばと感じました。^-^;