書籍紹介:『自然な姿勢の斉(ととの)えかた』

最近、こちらの日記で書籍紹介ばかりしていて、
ちょっとなんだかなぁ・・・という感じですが。


ですがやっぱり紹介したくなる本。^-^;


青山のブッククラブ回に平積みされていたので手にとって、
感心しました。


自然な姿勢の斉(ととの)えかた
自然な姿勢の斉(ととの)えかた




著者のかたやま けん氏。
多くの人数の姿勢を拝見し、
人の何気ない仕草や動きぐせが、
姿勢を自動的にととのえ、
健康維持に多大な貢献を果たしていることを確認・実証。
この反応をBBR「Balanced-balance response」(くつろぎ反応+活動反応)とし、
子供から高齢者まで誰もが一人で無理なく出来る体操として体系化したのだそうです。


姿勢についての見識の深さが伺える姿勢の良し悪しを観るための良書です。


各種の不良姿勢により起き得る症状を紹介してくれているだけではありません。
イラストで問題部分に意識を向けて改善を促すエクササイズも紹介しています。


たとえば書中にある目からウロコの落ちるところの概要をひとつあげますね。


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姿勢を解説した本では「横すわりをするのは、体を歪めるからいけません」というが、
{横すわり}がくつろぎ姿勢でもあることにきづき、
これを応用して動いていくことで、
目に見えて姿勢がととのえられていくのです。
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横すわりがくつろぎ姿勢で肯定的に受け止められ利用されている?!
というのは驚いたと同時に爽快な気持ちになりました。


このような文章を読んで私の脳裏に浮かんだイメージは、
連動操体法を行うような快を求めた動きをすることで
体の不快なこわばりがリセットされるような感じです。


それに随所に含蓄のある姿勢についての解説があって
読んでいて面白かったし参考になりました。