擬音語と動作関連と右脳の繋がり

マンガを読んでいると、
「どーん」とか「シーンッ」とか他、さまざまな擬音語がでてきます。


それに高岡英夫氏のゆる体操
その体操の種類ごとに「ゆるゆる」とか
「ねばねば」とかのような擬態語を使います。



またたとえば長嶋茂雄氏が守備を後輩や記者に教えるときにも、
「ここでパッとして、シュッとして」という擬音語を使っていた記憶がある。


そして赤ちゃん言葉と呼ばれる、
自動車のことを「ブーブ」とか。


K-Popのサビ部分に同じ言葉をリフレインし続けるというのも、
「タクシー・タクシー・タクシー」などもそうでしょう。


そうそう、バレエでもときどき「ふんわりとふんわりと肩甲骨を緩めて使って」とか、


擬音語を使っていることが何らかのものを刺激しているのでしょう。


個人的に次のように推測しています。
擬音語の右脳を刺激する反応を揺り動かしているのではないか?
または長嶋茂雄氏や赤ちゃんのような
右脳を刺激した結果に出てくる言葉だったりするのではないか?


左脳をロジカルに利用しているときには、
体の一部分にだけ注意が集中してしまう。
そうなると他の部分が意識が薄まります。
硬い動きになってしまうのです。
もしロジカルに左脳を使って体の各部を
多数意識するようにしたくとも、
2つ以上を同時に意識するのは困難です。
いっきに複数を左脳をフル活動させれば
パニックを起こし何も出来なくなるもの。


たとえば。。。
「脚を骨盤より高く挙げるためには
大腰筋を認識して、腸骨を体側で軽く持ち上げて、
横隔膜裏の大腰筋上端の付着点を上に引き上げて、
足を持ち上げるときにも胴体の中心は会陰に残して
支え脚の坐骨に乗っかりすぎずに・・・・・」
他にも注意点を上げればけっこうな数になりますよ。
単純な動作一つでも注意点を分割して文章化すればすごい数になる。
それが普通です。


エクササイズの実践的な動き方の紹介をしている本などは
紙面のボリューム制限の都合がありますから、
そのような詳細は削られている。
だから結果、似て非なるものになるのでしょう。



もし動きの正確性を得るためには、
動きをいったん分解して各々がスムースに出来るようにして、
それらを同期して動かすような統合した動きにするわけです。
ひとつひとつの動作をするときは全体像が見えないと不可解でしょう。
ですが最後の統合にまで進むと、
完成度の高さにびっくりするのです。


ですがそこまでの正確性を必要としないときには、
動きの全体像を概要でイメージという情報伝達ツールで伝えたほうが楽ですよね。



それが右脳を働かせれば、
体の全体を同時期に意識しやすいという特徴がある。
イメージの描き方で、
複数の体の部位がそのイメージに従うため筋連動がおきます。


だから動きを擬音語化させて表現してそれが秀逸でリラックス出来るものであれば、
ことのほか一般の人でも動きの質が良くなるようです。
雰囲気を体感的に表現する語音には皮膚感覚を刺激し
ときには癒される右脳モードのスイッチをいれてくれる。



私も圧をかけるときにマントラのような擬音語を頭の中で響かせている。
すると圧の力を最初の入から出まできっちりと抑揚をつけて入れられる。
そういったところにも外側からは見えない技術があると思います。
これは私にとりまして唯一人に教えたくない秘技のようなものですね。^-^;