脊柱管の神経内圧と血流

脊柱全体を屈曲すると脊柱の神経組織は伸張されます。
脊柱の屈曲と伸展で、長くなる側と短くなる側が生じます。


脊柱の屈曲は前に脊柱がだらーりんとした状態です。
脊柱の伸展は脊柱を後ろにのけぞりをした状態です。


脊柱全体が屈曲するときに、脊柱管は9cm伸びます。
脊柱管の9cmって非常に大きな長さの変化だと思う。


脊柱管が伸びた状態では。
脊柱管という神経が延びて細くなるわけです。
そうなればその脊柱管の内部の神経内圧は上がり、
その中を通る動脈や静脈が細くなり血流が悪くなる。


たとえば頭が前に出たままで固定されているならば、
その筋不均衡異常状態は脊柱管が伸びた状態になる。


首の脊柱管の神経内圧が上がり血流が悪くなります。


頸部の神経部分がこうであれば、
ここから下の胸椎部分や腰椎部分、
そして戦鎚部分の中に通る脊柱管の
すべての部分にも悪影響が及びます。


首の位置が問題があれば、
首が短縮した状態で見栄えが悪くなるだけではなく、
直接自律神経系に関係するような神経管のネックが塞がれ
その以下の脊柱管のすべてに多かれ少なかれの問題がでる。
それで様々な自律神経失調症で生じるような問題が起きる。


それに椎間孔という脊柱管から外へと神経が分岐して抜けていく出入り口が狭くなり、
椎間孔付近で神経が詰まったりねじられたりといったことも起きてしまうことも問題。



なので猫背になったり首が前に突き出したような脊柱を屈曲する姿勢が、
脊柱管内部の脊髄神経に気づかないうちに負担を強いていますから。


注意が必要なところでしょう。