声質のすばらしき変化

今日、お越しいただいたお客様。


かなりの回数を通ってきてくれています。
私も、毎回の施術が同じ事の繰り返しとならないように、
つねに変化をつけて、より深化した視点でリリースを試みています。


そして姿勢面、体の勢いというところでは、
相当な変化が定着したように感じています。


それは本人的にも、気付くようなところが
いくつもあったのではないかと思います。


髪の毛の質が変わったとか、

頭の形状が変わったとか、
首の曲がり方が正常に伸びてきたとか、
皮膚の状態の改善傾向とか。


私の目ではもっと多くの改善したという部分を把握しています。


そして今日は、「声」の変化を特に感じました。
本人も声が出しやすくなったといっていました。


喉が詰まるような頭が前に突き出されて胸が縮めば、
気道が湾曲してまっすぐに息が肺から出てこない。
そのようなときには声に高い音のノイズが入ります。


私は人の声の質で、
その人のストレス度合いを感じ取ります。


そのお客様はそれが十分に頭蓋骨部分にまで息がストレートにあたり、
声の低音がきれいに響きだしています。
それがムダな力みがなく出ている声で。



やったね!という感じです。



人は、自分の声で自分の頭蓋骨を振動させます。


たとえばそれはマントラのようなものを唱えることで、
一定の周波数を発生させて瞑想状態に導いたり、
覚醒状態を強めたりするのも、
自分の声を上あごの奥で響かせて、
それを聞くことにより用意となります。


人体は高周波を聞けば脳から脊髄神経まで、その響きが伝わって、
背中がシャキッと自然な反射により伸びていくようにできています。


自分の声質がよければ、このような自分の声が自分の姿勢をも改善させる道具にできる。


声をだすということは、人に自分の意志を伝える道具でもあり、
そこに自信が出てくると人に好かれる印象が強くなってきます。


声が魅力的かどうかは、
想像以上に対外的な評価が変わってくるもので、
ときにはその評価の度合は見た目をも凌ぐ時があります。


ず〜っとまえに小さなプロダクションのようなところで
演劇指導とかをしていたり受けていたりしたんです。


当時はしっかり発声を日々練習していましたので、
そのときに見た目をも凌ぐ声が私の武器でした。
それが何かと重宝されたこともありました。


だからこそ、声の質が変わってきたという変化は、
自分の姿勢を正して、誠実な印象を人に与えます。
それによりコミュニケーション能力も良くなる。


そんなお得感があるのが、
聴きやすく魅力的な声質にあります。



呼吸器回りの動きが以前は不安なところがあったが、
そこの状態が根っ子から改善され、
それに腹部の内臓もしっかり緩んで横隔膜や骨盤底筋も動けるようになっている。
そして姿勢の状態も。


そんなようなところが整うと、
ボイストレーニングを、もししなかったとしても、
ある日あるとき、いきなり声の質が変わったという感触をもてる。


おどおどした声が出せなくなったり、
弱々しい声も出せなくなったり、
出なくなったりするものです。


すべての場合がそうだとは申しませんが、
体の歪みが発声の方法を歪ませている。
そう考えてもいいのではないかと思えるような改善例が多くて。


声の質が大きく変わって、
私もご本人も驚くやら喜ぶやらということを、
何度も経験をしていますから。



私としては、この変化は非情にうれしい変化の筆頭ですね。