裁縫こてを使って注熱をした感想

裁縫こて(小型のアイロン)を使って、
注熱にトライしています。


注熱とは、身体の皮膚から熱を与えることで、
熱刺激を交感神経に伝えて活性化させることといえば良いのでしょうか。


たとえば筋肉がコリが強いところがあれば、
熱の強さが強く感じることもあります。
または内臓の反射区に該当する部位を
刺激していることになりますと、
もし弱った臓器の反射区に熱を注げば
ことのほか熱さでびっくりするくらい。


「アチチチ」というような熱さで、
めげずに頑張ってます。


ここ一週間ほどやってみた個人的な感想。


身体の隅々までマッサージのような圧をかけなくても楽に刺激ができるので、
やりやすい。


それに自分で裁縫こてを使って当てているので、
あまりにも熱すぎれば引っ込めることもできる。
だから心底怖い体験までには至りません。


もし他人がアイロンを掛けてくれたとき、
激アツなんですけどと叫んでもやめない、
そんなときには耐えるしかないのだろう。
それでびっくりするほど注熱されていき、
しばらく当てていれば徐々に熱さが和らぐというから、
そうなるのを気合で我慢してじっとしているしかない。
それはそれで効果がありそうだけど、
今の自分はやてみたことがない領域。


それもいいのかなと思いますが、
いま一歩踏み出せません。^-^;



昨日は、20キロ程度歩いたのですが、
注熱のおかげか調子がよかったですね。


日頃膝を曲げての前傾で作業を8時間以上。
信じられないほどの膝に負担がかかります。
それにより歩きすぎると膝に痛みがくることもありました。
まぁオーバーユースですから、当然といえば当然です。


なので大腿筋膜張筋や腸脛靭帯などに注熱し歩きに備えました。
そのかいがあってか痛みが襲ってくることはなかった。


それよりむしろ歩き始めのときには、
身体の力みが抜かれてしまって
身体が軽くなってきていました。
ただそのフワフワ感が、
あまり慣れた感じではないため、
体の感覚をそれに合わせるのが
ちょっと手間がかかりました。


いかに日頃が手詰まりがある状態で身体を使ってきたかを
つくづく思い知らされる。
このことに気づかせてくれただけでも、
大きな収穫だ。



注熱をすることで、
簡易の筋膜リリースができるのではないかと思っています。
深層筋までは熱を届かせるのが難しいにしろ、
浅層部や中層上部くらいまでには熱が届いて
やったあとの筋肉を触ると確実に緩んでいる。


アチチとリラックスが交互に訪れて
最期に気分良く終えることができる。


これはすごく使えそうだぞ、と実感ができた。



関心がある方は、
ぜひ書籍等を参考にしつつトライしてみては?