内臓の緊張がもたらす体型的歪みをチェック

『内臓体壁反射による異常観察と調整テクニック 概論』という本がありまして、
気に入ってます。


こちらの第三章「内臓の緊張がもたらす体型的歪み」。


慢性的な身体症状の改善をするためには、
絶えず全身的な自律神経系・運動神経両面のバランスの調整を心がけること、とあります。


内臓の当該部分に問題があれば、それに関連する椎骨が所定の歪みを表します。
複数の歪みが生じますから、
それらの椎骨や肩甲骨や腸骨などのの変位を見ていくと、
どの機関の機能器質興奮型なのかが当てはめればみえてくる。


たとえばすい臓機能器質興奮型といったところでは、
右肩甲骨の外縁が上に持ち上がるようになって、
腰部あたりは右に側屈気味になっている。
腸骨は右が下に移動している。
そして脊椎の幾つかの神経の緊張部や変位が特定部位に観られる。
というものですから、
それに類似した脊椎の状況が、
ボディチェックの際にみれれば、
ひとつの参考資料となるわけです。



私がこちらの本を手に入れたのが最近ですから、
まだまだこちらの本の通りであるかどうか意識して観察している臨床例が少ないのですが、
私が施術で観察してきた様子とマッチした情報が多くて。


それによりこの本をしっかり覚えちゃえば、
アプライドキネシオロジーの基本的な筋肉の過剰な硬化や難化などによる姿勢変位の情報と合わせれば、
自己のイメージ精度が高まるでしょう。


暗黙知的に、このような背中の状況の方は、
多くがこのような症状を持っていたからと、
直感的に感じ取っていたものが
この本にこのように出ていますからと説明がしやすくなったと思います。