末梢神経のアプローチについて

昨日は神田神保町三省堂書店医学書コーナーへ。


なにかと出版記念サイン会を頻繁にしている三省堂本店。
エントランスで内海桂子師匠がサイン会をしていました。
小さいおばあちゃんでした。^-^)


体は小さいけど、周りに対しての影響力はすごい人なんですね。
なにげなくネットで師匠を調べたら、ツイッターなさっていた。
https://twitter.com/utumikeiko


さんしょは小粒で。。。




昨日、三省堂医学書コーナーに立ち寄ったのは、
ずっと買おうかどうしようか迷っていた
『末梢神経マニピュレーション』http://www.chiro-journal.com/shop/new/mani/index.html
という専門書を購入するため。


一部の私を知る施術家からは私らしくないと言われそうですが、
ソフトで影響力の深い施術法に目をつけています。


たとえば『Bowen Tecniqe』や『操体法<皮膚(カワ)の操体>』などのアプローチ法。
非常にソフトな手技だが持続力ある成果が期待できるといいます。
最適な用法ができるならば、マジックのように良い感じだという。
まだこちらは資料を揃えて、これからどうしようかという感じで。
やっぱり習わないとピンとこない。
ただBowen Tecniqeは、
youtubeで実演映像があるので助かります。
本だけじゃ、本当にピンとこない。^-^;




他にはソフトなリリースで対応できそうなものとして『末梢神経』へのアプローチ法があるでしょう。


運動器というものは、骨格筋、靭帯、腱、骨・軟骨からなります。
それらを動かすために脊髄や脳が動きの指示を出すのですが、
脳と運動器のつなぎに末梢神経があるわけです。


もしも骨格筋のコンディションが柔軟性あってみずみずしくとも、
神経を痛めるような体使いをしていれば、いずれ神経に問題発生。
神経が組織的に縮みこまったりよれてしまったりしてしまうので。
その神経を介し運動器を使えば必死に正しく動こうとしても困難。
動きが鈍かったり、動きができなかったり、神経痛が起きたり。


神経をテレビのアンテナだと思ってもらえば、
アンテナのケーブを踏んづけたりすればノイズが入りますよね。
ネクター部分が動きが出てしまうのもよくありませんし。
神経という情報ケーブルは、
酸素がなくても、冷えすぎても、
過剰に伸ばされたり縮まされても、折りたたまれても、
ノイズが入って正常に情報を伝達してくれないもので。
正常に理想的な動作がするのって、
特に加齢していくとレアな状態になってしまうのです。


長期にわたって不具合ある神経組織の牽引や萎縮などをし続ければ
それは骨格筋のコンディションがというところと、
別問題的に末梢神経自体に影響が出てしまう。


長期に渡り関節の使い方が悪い様子であると、
すでにその関節に直近の神経には問題が出ているので、
私どもは姿勢や動き方をちょっと観察させてもらえば、
末梢神経の問題点を見つけられる。


ただ「神経が問題で」というのも言われてみると気分の悪いものです。


それよりかは筋肉が凝ってますよねというほうが、
直感的に、ではそこを自分の手でこねこねすれば
よくなっちゃうのではないの?
と思えてきたりしますから。
受け止めやすいようです。


神経では問題ありそうだとスクリーニングテストをしてみていってみたとして、
でもお客様は「どうすりゃいいのさ?」と不安になる。
だからよほどなことではないかぎり、
ココを押すとちょっと神経が下を通ってるからしびれますから
ごめんなさいねというときくらいしか神経という言葉を出さないのです。


ですが、本当は神経系の重要性はどのような施術家でも経絡とあわせて
大切なモノだと痛感しておられると思うのです。


そこに動きの盲点がでているのだが、
本人的には気づきにくい。
それは私が私を見ても客観性を保てなければ気付けないのと同じ。^-^;


ならばそのような末梢神経の問題点を見つけ、
そちらを調子を取り戻させればいいでしょう。


たとえばダンサーならば動きの悪い癖なども
末梢神経の問題が改善できれば新たな領域へ?
といった可能性もあるかもしれませんよね。


そのような意図をもって取り組みたいアプローチ法。


おそらく一般書レベルでは、この点についてメッセージを送っているものは少ないのかもしれません。


そう思って、ずっと末梢神経マニピュレーションという本が欲しかったのですが、
持ち手の本を増やしすぎたくなかった。


お恥ずかしい話、ここを渋ってはダメでしょうというところですが、
必要そうな本をどんどん購入すれば、
それだけ目を通す本が増えて繰り返し深く思索しながら読めなくなり、
理解が薄まります。


それに内容的に自分には未消化になりそうと、
末梢神経マニピュレーションの本から感じられたので。


でも最近、どうにかソフトなアプローチでいいものはないかと、
追求したい状況が生まれたのでそうも言っていられませんから。


高額な本なので、
それで躊躇してたところもあったのですが
清水の舞台から飛び降りて購入してきました。


とりあえずイラストだけでも目に焼き付ける。
そこから始めようと思います。

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あと目ぼしい本に、
フランクリン・メソッド 首のリラックス、肩の解放 緊張を解き、なめらかに動く究極のエクササイズ
フランクリン・メソッド 首のリラックス、肩の解放 緊張を解き、なめらかに動く究極のエクササイズ』が
出版されてました。
こちら洋書版で持ってます!!


でも和訳されるんだったら、半年くらいなら待てばよかったです。^-^;