経絡への本格的な勉強をしていこうかと考える、今日このごろです。

施術者としては、
今まで意図して力技を主体にした対応をしてきました。
そこに学ぶべきものが、
数多くありましたから。


ただ自分の目標はクリアできたと思います。
個人的に、最近実感できたことがあります。


このままのやり方を続けるのでは頑なとなります。


卒業をしないのでは私らしくないと個人的に思います。


得られた知識を深めるのも大事ですが、
それを応用変化させる必要もあります。



それが進化ですから。



そのような意識で、
気になるすべての身心を活かす関係のことをリストしていき、
いくつもの「これも、いい」というものを消去法でみていく。


結果的に、
経絡』の学習に、時間をかけて勉強してみようと思います。


超ハードな施術を今までして来ましたところを、
最小の刺激ポイント数で経絡アプローチをする。
それもとてもソフトな刺激だけで対応していく。
その落差がいいと考えます。



鍼灸や指圧などでも経絡は意識されますし、
整体の先生も経絡やツボを使っていますね。


ただそれ以外にも、関係あるものとして。


経絡の応用範囲の広さはすばらしい。
それが私にとりまして、魅力的に映ります。



経絡と筋肉との関連を考慮した経筋療法があります。


その経筋療法での図と、とても似ているものとして、
アナトミー・トレインのような解剖学に優れた本に、
経絡の知識とオーバーラップするところがあるのは興味深い一面だろう。


アナトミー・トレインの体の中の筋肉の連関性を意識したムーブメント。
アナトミー・トレインは解剖学に明るいロルファーが書いた本ですから、
それも手伝ってバレエをなさっている方もテキストを持っていますから。
ちょっとメジャーな感じがします。


ですのでこれがバックラインのムーブメントでして、
といった説明をしながら動きを実演してもらうとき。


そのようなデモをしていたところ、
経絡知識を持つ者にとって、
それは膀胱経の筋肉群を使っての動きですね。
その膀胱経とは、斯く斯く然々でと驚くほど精密に
その動きの不具合がどのような問題があるかを知る。
身体的または生理的になりやすいかなっている症状、
気質の生来からの性格やさまざま。


それも虚実の傾きで、
その症状の出方などが変化してくるから興味深い。


といったことを、つらつらと語りだしてしまう。


これがまた、正確なんです。



そうすると初めて、
「経絡ってすごいんですね!」と認めてくれることも。
古ぼけた骨董品としか思われていなかった経絡知識が
高価な骨董品に化ける瞬間でしょう。


太極拳や伝統的な気功でも、
経絡を自律神経系の重要な線とし意識し動きます。
そして12経絡をまんべんなく動作させることで
良質な養生法として成立させてもいるわけですね。



それだけではありません。



たとえば、
カイロプラクティック系から派生した、
アプライドキネシオロジー(略:AK)でも利用します。
専門書では多くのページを経絡の知識の解説に割いています。
そしてこのAKは、様々に変化し派生しています。
たとえば治療系ではタッチフォーヘルスやアレルギー遮断療法やニューロリンクなど。
その中核の大切なベースのテクニックとしても経絡は重要な位置を占めることになる。


エネルギー療法的な、
バイオレゾナンス療法でも、
経絡や経穴を重視していることが興味深い。
自律神経系の情報を知るための最適ツール。
そういった側面を伺わせてくれます。



もちろん、一般の方がペアでおこなうマッサージでも、
経絡や経穴などを意識しておこなうことで成果が増していくこともあるでしょう。


テキストとしては、
『病気よさようなら』と、
あとは絵が綺麗で明瞭に経穴の解説があるという点を活かして、
指圧の本となりますが、
『指圧のいろは』『圧へのこだわり』『横臥へのこだわり』でまとめてみようと思います。



昨日、池袋のたにぐち書店という民間医療書の専門書店に3年ぶりに出かけたら、
そのダイオードが使われたてい鍼が置いてありました。
使用感を聞いてみると悪くないですよとのことでした。


こちらをツボの探知とアプローチ用として購入し、
1年がかりくらいの時間をかける考えで、
成果を引き出せるよう試みたい。


使い物になれるまで腕を磨ければと思う。
ハードな圧では成果は出せる。
その自信を元にして、
一度登った頂上を別のルートで登るには、
どのようにしていけばいいのだろうかと。


おそらく別ルートでゴールできるときに、
より立体化した体の捉え方ができるはず。


そんなところにも夢をはせるところがあります。^-^)