鼻の形が変わって、華が咲いた話

昨日、長年にわたって施術をさせていただきましたお客様の施術をときに気づいたこと。


私は施術前に立ち姿で、姿勢のチェック。


そのときにどれだけの情報を調べられるかが勝負というところがあります。
その時点でどこに対して重点をおいて施術をしようかという方向を決める。
それからどこか問題あることはありますか?とお尋ねさせていただきます。


すると
「ここ最近は、仕事が立て込んじゃってさぁ。動くに動けないわけよ」とか、
「体の使い方で、こんな研究をしてみたんだけど、あってますか?」とか、
「特に、不調じゃないんですけど ^ー^」とか。
そのような声を聞いて、
総合したら、ここにこれぐらい時間を割いてという話になってきます。


そして昨日、立ち姿勢をチェックするとき、
微妙にいつものお客様の顔と違う。 ^-^;
誰だか判別が付かないという訳じゃない。


でも、なんだか違うんだけど。


と違和感の原因を追っていく。


「あれっ、鼻の形が変わってる」 0_0:


こちらのお客様は、おでこの形なり頭蓋骨の後頭部辺りなり、胸郭なり、
長い年月をかけて施術をお受けいただきました過程で、
様々な状態変化がありましたし。
意図的にそのような箇所は筋膜の癒着部をはがしていくことで変えてきたので、
さほど、変わるだろうなというような心の準備は万全ですから驚かないのです。


変わったら変わったで、
脳脊髄液が流れが良くなってきたから自律神経の問題がちょい改善してきたな、
とか、
思考力の具合が随分変わってきたはずだぞ、
とか。


そのたびに、
私の想定内の変化が起きてきました。
ここで「一山越え!」という感じで。


ただここに来て、
鼻の形が変わったのは、
まったくの想定外です。


こちらに関して直接アプローチは、
最近はしておりませんでしたから。


あまり詳細なことは申せませんが、
10数年来、いつも鼻水がでてきて、
ずっと気になっていたものでした。


ご自宅でもそうですが施術中にも、
鼻水がでてきて窒息しそうになる。
だから大変さはよく伝わってました。


それが先回の施術が終えられて二週間後くらいから、
鼻水が出ない感じになってきたとのこと。


そういえば今回の施術では鼻呼吸がしづらくなさそうですし、
ティッシュもらっていいですか?という言葉はでてこないし。




ちょっとだけ自分でも理解を深めるために図示しました。


鼻の鼻軟骨部分が変わったのかなと思いましたが、
よくみると鼻骨の骨の位置が前に広がってきます。


かなり鼻の存在感が増したため、印象は、変わった。
よりかっこ良くなった、といっていいんじゃなかろうか?


クレオパトラという女性の鼻の高さがという話がありましたが、
わずか10ミリ以内での変化なのだろうかと思うのですが、
変わっちゃうものなんですね。


鼻の形が変わった話.png


今まではちり紙をこよって鼻の奥をチクチクされた感じがあったのが消えたようですとのこと。


(う〜ん、そうか、そういう感じで鼻水がでていたのか・・・)


後頭骨の下降が大幅に軽減した。
それも鼻へと伸びる神経根の圧迫を軽減してくれる事にもなるだろう。



あとは顎二腹筋。
もし施術をなさる先生がおられれば、
AK(アプライドキネシオロジー)というジャンルをご存知かもしれませんが、
そちら関係の書籍に『AKフローチャートマニュアル(下)』という専門書があります。
私もこの本を所有し勉強しているもので、顎二腹筋と鼻の関連性をしりました。


先ほどたまたま『顎二腹筋 鼻』で検索したら、
Googlebooksで該当する顎二腹筋と鼻粘膜に関連があるとの書き込みが紹介されてるページが
ネット上に有りましたからご覧くださいね。


http://books.google.co.jp/books?id=y7r93XouMiYC&pg=PA35&lpg=PA35&dq=%E9%A1%8E%E4%BA%8C%E8%85%B9%E7%AD%8B%E3%80%80%E9%BC%BB&source=bl&ots=TdktzOYq2Z&sig=7OwzPQ1S5L7wzAhdU3EHokZ6uCY&hl=ja&sa=X&ei=pyZ7UrH_C8GMkAWd7oD4BQ&ved=0CEoQ6AEwBA#v=onepage&q=%E9%A1%8E%E4%BA%8C%E8%85%B9%E7%AD%8B%E3%80%80%E9%BC%BB&f=false


今回施術をする前の姿勢チェックで見た感じでは、
頚椎の前にある喉仏の舌骨部分が、
ずいぶん引っ込んでこられていた。
それが顎二腹筋がストレスを軽減したということに
通じるのではないかと推測いたしました。


他にも、いくつもの何らかの改善するだろうことはしてきたのです。


施術は、すべて計算です。


いい加減にやっていては、
よい結果は絶対でません。


体が弱っているから施術を受けるのです。
だからそのようなダメージを蓄積した組織ならば、
簡単に状態を悪化させてしまう事になりますから。


それを知っておきながら、なんら計算式も立てず、
いい加減なことをするようなことはできないのです。


施術家のなりたてのときに、
勉強不足でしてしまうミスはあります。
人間なんて完璧なものはどこを見てもいないと思う。
ですがあまり計算もせずにどこかで習った受け売りだけでは、
痛い目にあうこともあるでしょう。
そんなときに「どこぞの、誰の誰ベエに習ったから、教えた奴が悪いんだ」なんていう言い訳が通らない。
だからこそ結果の落とし所を把握しきれないようなことを、
決して聞きかじりだけの技術や知識でやるもんじゃないよ。


そういったことはベテランになっても守るべきでしょう。



どのような仕組みがあるから、その仕組に則って運用されるもので、
解法としての公式があるから、それに対しての対処法という融通を効かせればいい。
相応に苦労し脳に汗をかいて年輪を積んだものであれば、
本当に心身ともにしんどいことも経験してきたわけです。



ですが、この度の鼻が私が見た目で明らかに変わったのは初めてでした。


それに、私がまったく予想していなかった状態の変化が起きていること。
それを、「えっ?」という感じで、目の当たりにしたのも初めてでした。



お陰様で、少しだけ副鼻腔炎というものについて、
同様の何かがあるのだろうかと想像いたしますが。


この度のような鼻の形が変わって、
顔に華が咲いた感じだからよかったのですが、
私が想像していなかったことでしたから驚愕。


とにかく、もっと私がリードしていくような、
この度のような想定外のことも想定できると
なっていきたいと思った次第です。


ちなみに、
このたびの変化と同じことをやってといわれても、
施術で意図してリードできての結果ではないため、
それはムリというものです。


ただこの度のようなお客様のお体の状態の変化は、
素直に私も嬉しくなります。
このようなステキな奇跡は、
起きていただけるのもご本人の持っているものがあってのこと。


そう思えてなりません。