書籍紹介:『B.P.C.S.脳パワーチェッキングシステム』とCATツ

先日、池袋のたちぐち書店という民間医療専門書が揃えてある書店でお買い物。
そして、かねてより関心があった本を購入させていただきました。


B.P.C.S.脳パワーチェッキングシステム
竹森幹雄 著/B5版/240頁/本体8000円
( http://t-shoten.com/BASE/22/51.HTM )←たにぐち書店の該当ページ
余談だが、たにぐち書店に来店してたにぐち書店発刊の書籍を買うと、
ちょっとおまけしてくれる。


またアマゾンのマーケットプレイスで出品されているが、
上記本体価格が本体8000円がせどりで¥ 26,040に跳ね上がる。
まだ出版元のたにぐち書店に在庫がありそうなので、
たにぐち書店で普通に買えばいいのにと思う。
それ以上に、これほど高値になって手に取らずに買える勇気は、
私にはない。^-^;



こちらのホームページの書籍紹介文を引用させていただくと次のようになる。


「脳パワーチェッキングシステム(B.P.C.S.)とは、
体の中の内的な性質である「身体心」を通して骨格や筋、
他の諸器官に施術者の脳からイメージを伝え、
本来の正常な状態から外れている場合に現れる下肢長差によって変位を確認する方法である。
著者はこのB.P.C.S.によって全身の206の骨格と数百の筋肉をくまなく探り、
6年間で約1万人以上もの症状別アプローチを行った。
その結果を基に骨格の変位をタイプ別に分類して治療法と共に多くの図版、
表、写真を収載して紹介した集大成が本書である。
巻末にB.P.C.S.を基にしたアクティベータによる矯正法を収載した。」



この文の最後にあるアクティベーターとは、
片手で握りパチンッと神経のポイント部分に刺激を与えるツール。


本来は骨格矯正として骨を動かしたり筋肉をゆるめたり靭帯を動かしやすくするなど意図しません。
神経系の様子を正常化させるために用いられるというのも、
神経系が誤作動をすると脳に正常に情報が伝えられなくなり、
筋緊張も生み出されてしまいます。
たとえばそれがもとで左右の足の長さが違ったりもしますし。
それを神経系の正常な情報のやりとりができるように刺激し
調整がすむと先ほどまで揃わなかった脚長差がきれいに揃う。


そのような様子を見ると、筋肉の硬化短縮という現象とは、
神経系の問題からくることもあるのだとつくづく感じます。


主にカイロプラクターが施術に活かしている。
でも整骨院や整体院でも利用しているものもおり、
中には独自に利用法を研究しているものもいます。


私はこのアクティベーターを利用することを前提とした治療書を購入したわけですが、
残念ながらアクティベーター、持ってません。 ^-^;


実際のところでは人体観察の解説部分がよくできているので、
そちらを気に入って購入したのでアクティベーターで改善を、
とはそれほど考えておりません。


アクティベーターの利用方法を伝えるセミナーがあるのですが、
前提としてカイロプラクターか民間医療国試試験パス者のみで、
私はボディワーカーですと言っても受け付けていただけません。


そういったこともあって、
施術でアクティベーターを利用したいとは考えていませんので。



ただ自己治療としたり、
うちの猫や母などにやってあげるには、
そう悪いものではなさそうかな。


施術者仲間の方と語らうときに、
「実際に使ってみたんだけどさぁ」といった話もできる。




施術上では用いないとしても、


1.兪穴に対してのツボの刺激に利用できないか
2.顎関節症へのアプローチを
3.尾骨部分への改善はどうか
4.チャップマンなどの反射区リリースに使えないか
5.軽い圧にてタッピングの変わりなどにはならないだろうか
6.フェイシャルに対してならば弱い圧で効率よくこわばりがとれるのでは
7.神経系の改善アプローチでどれほどの成果が出せるものなのか
など、実験をしてみたい。


それに「B.P.C.S.脳パワーチェッキングシステム」の本で紹介してある
アクティベーターでのアプローチをトライすることもできます。


自分が使用した上でのデータしか信じられないので。
利用して特性がわかれば応用範囲も広がるでしょう。
今はそのようなことを脳内シュミレーション中です。



それに、私の知っておられる先生がCAT(Chiropractic Adjusting Tool/カイロプラクティックジャスティング ツール)という別ツールを販売している。


忙しく施術をなさられる傍ら、
手広く施術者向けの良品をセレクトし商いをするセンスに脱帽しています。
信頼して購入してもサポートは受けられることだろうと思います。
http://activator.jimdo.com/


詳細を関心ございます方は上記、ホームページを。
一般の方が見たとしても、こんなよくわからないものに数万円投資するなんてと呆れられそうですね。


でも私を含めて研究熱心な施術をする先生方は、
お金を失う以上に得られるだろう可能性を失う、
そちらのほうに恐怖といらだちを感じるのです。


ちょっとした好奇心で始めたものが、
自分の施術イメージに合うことで
そちらで花開くこともあります。
だから脈があるときは体験をして良否を判断するようにします。


体験をせずに「あんなものはダメだね」というのはたやすいが、
それはその方が損をしているということでもったいないのです。
施術でどのような結果をだせるかのプロセスもたいせつですが、
お金を支払うとき損をしたなと思うような買い物はしたくない。
施術成果の評価基準ができあがり数値評価されるようであれば、
謙虚に自分の施術の目方を増やした者たちに軍配が上がります。


だから予算等、あまりにも負担が掛かり過ぎないものであれば、
ちょっとずつ研究費や労力を捻出していくものなのですよね。




本家アクティベーターよりも、
知人の先生が扱っておられるCATのほうが安価です。
もし、これはぜひ、施術で取り入れてみたいと考えるようにまでなれば、
そのときは、高額でも本家アクティベーターを購入するメリットは高い。
なにせ、最近は電動で打ち出してくれる機能がある最新式商品もあるし。


ですが施術でバシバシ使う予定のない研究目的の私にはCAT。
現状では、こちらで十分です。


そして昨日、
その先生が幾つか種類のあるCATを持参して来ていただけて、
実際に手で触る機会をいただきました。多謝!


個人的には「CAT プロセレクトモデル」。
こちらを気に入りました。
思っていた以上に扱いやすい。
握り手も硬すぎず柔らかすぎず。
手にも収まりやすくしっくりきて、いい感触でした。


やはり手に持たせてもらえると、
漠然と、あったらいいなという思いから、
一歩、前に踏み出す感じになりますよね。



今月末までに新たな高額な必要物が現れない限り、
こちらを購入させていただきたいと考えております。




最後に。
パチンッという機器の打ち出し音が強いので、やられると痛いんじゃなかろうか?
そういったちょっとした恐怖心を抱く方もおられるようです。


アクティベーターは、お子様が受けても痛みなど感じられないソフトなものです。
パチンッ、と神経の働きを調整していくことで足の左右の長さがそろえられます。
それをチェックしながらセッション手順を進めていきます。
楽しげにセッションをしているのが印象的な映像ですね。^-^)


参考までに、下記の動画を。



Child Getting a Chiropractic Adjustment