胸椎2番とカルシウムから、施術の落とし所までたどり着けるか

胸椎2番』というとどんな役割があるの?


直感的に思いつくのは、
いくつも椎骨が縦に並ぶなかのひとつのパーツ。
いわば積み木のなかのひとつかもしれませんね。



その他にも大切な役割があるんです。


多くあげてしまうと複雑になるので、
そのうちの興味深いところのひとつ。


カルシウムに関係する椎骨なんです。
確か副甲状腺ホルモンに関係し、
これが血中カルシウム濃度を上げるホルモンなのです。

胸椎2番とカルシウム.png


人はカルシウムが多すぎると痙攣。
それも困りモノです。


胸椎2番がずれて緊張し過敏だと、
カルシウムが不足していくのです
すると骨が弱く細くなりますよね。
骨折しやすい人になります。
そして骨折したら治りにくい人に。


ということは、、、
胸椎2番が緊張し体内のカルシウムの不足がある方の施術をするなら、
骨折事故が起こりやすいわけです。


だから要注意。


他にも、、、
風邪をひきやすくなり、
意識を変調をきたして、
てんかんや中毒症による小児痙攣等もおこりやすい。



胸椎2番を観るとカルシウムが不足してないか?
と見えてくるように、
他の椎骨たちにもそれぞれ個性がある。


他にも頚椎や胸椎や腰椎や仙椎、そして尾椎と、
それぞれすべてに固有の機能があるわけですね。
ちなみに
頚椎は7個で、
胸椎は12個で、
腰椎は5個で、
仙椎は5個で、
あと尾椎はひとまとめで1個。


椎骨という30個ほどの個性的な機能を持つ者たちが寄り集まりが、
私達の背中で役目を果たしてくれているのが健康状態なんでしょう。


これらの椎骨・椎骨の周囲をチェックすることで、
体内の生理的な作用が解るというのはいいですよ。


ボディチェックをするとき、
それら知識を駆使して見え方が深まるのは画期的。
詳細へのこだわりが仕事に魂を宿らせる。
パン屋にいくとき2つの道があるならば、
こちらにパン屋があるとわかるならよし。
わからないで別の途にいけば迷子になり、
時間も労力もかかってしまいますから。
地図を持って歩くことで無駄が省ける
私にもお客様にもよろしいことですよね。




ただ私に大きな問題があります。


興味深い見方でチェックしても、
その後の対処法がうまくいっていない。


問題ある緊張した椎骨部分を叩打したり持続圧をかけたり、持続圧をかけてパッ離したり、
他にもさまざまな調整法で長年培われた施術方法で対処するのですが、
私がやってみてもなかなかうまくいかない。
私が納得できるほどの成果が見えてこない。
身体操作を、少しは考慮しているつもりが、
それでも知のディテールが欠けているよう。
うまく響きが帰ってこないのです。



原因は自己流で表面的な対処法だからだろうと思います。


ただ筋膜リリースで先に患部周辺を組織の硬化をほどき、
なかに刺激が及びやすいように下ごしらえをするならば
少しほど改善したかのような気はしましたが、まだまだ



東洋医学的な経絡も押さえた解剖生理学を
施術成果へと落とし込めればと期待します。


そう思うのは自然な思考の流れでですよね。



そこで、いま考えているのは、
アプライドキネシオロジーAK)のテキストと絡められるところもあるようだと。
アプライドキネシオロジーも大辞典的な存在感ある施術知識の体系です。
それが「酸とアルカリ」や他、いくつものところ相互乗り入れできそうな、
そのような相性の良さを感じられるところがあります。


実のところアプライドキネシオロジーの施術の対処法についても
馴染めなければ難解だというところがありまして。
正直にいいますと、こちらも私には活かしきれていない状況ですが。


ですがこの微妙に視点の立ち位置が違う2つの目線で、
同じ所を見やるようにされると、「あっ、そうか!」ということが起きそうです。


ありがたいお坊さんが、
懇切丁寧に「人生とは」と説明をしてくれたが解るようだがピンとこなかった。
だがそれが身近な同僚が同じテーマに言及したときに腑に落ちたとか。
一人の人が、同じことを同じ語り口で延々語られても納得できないが、
他の人が、同じことを別の語り口で語ってくれたらわかるようなもの。


そのようなことです。



これらの突き合わせを実際に取り組めば、
作業は、時間や労力も費やす遠回りになります。


ですが自宅の専門書がお飾りから実用書になる。


百科事典を覚えるような作業ですから、
時間と気力の関係で、完璧まではできませんが、
いま、日々の時間割にこちらもいれております。