Youtubeに脈診解説をしたセミナーの映像を発見!

今日は、渋谷の医学書が多少置いてある書店で、
経絡の状況を探る『脈診関係の本』を探しに。


良導絡の計測器購入をぶれている証拠ですね。^-^;



脈診は本から学ぶにもかなりよくできた本もある。
最終的に、下に記した2冊が候補にあがりました。


ただ2冊を同時に購入するのも苦しいところです。
未消化で終わる不安があり手元に増やしたくない。
経済的な理由も手伝い、一冊に絞りたいのですが。。。


脈診習得法(MAM)―だれでも脈診ができるようになる


脈を押さえる場所の詳細解説は、これがいい。
自信を持ってここに手をおいて、このように。
それが腑に落ちてくる。


初心者ならば、これか?



胃の気の脈診―図解鍼灸脈診法


こちらは鍼で名高い藤本 蓮風先生の本。
その見識の深さは随一であろう。
そのような風格もみえてくる本。
私の感覚では難しい内容でも、
手元に置きたいのはこちらの本。
ですが、この本だけではハードルが高すぎないだろうか?


副読本として、『脈診習得法(MAM)―だれでも脈診ができるようになる』も、
購入すべきではないだろうか、というところの葛藤で、
2時間はその周囲の関係なさそうな本や、
頼まれごとの調べ物をしつつ書店をうろついてました。


感覚的に直伝される伝授法でなければ不安はいつまでも拭えないでしょう。
「本当に、やり方はこれでよいのだろうか?」
誤解の入る隙間を嫌い自信を持って使えない。



そして自宅に戻り、
ネットで『胃の気の脈診―図解鍼灸脈診法』の本を検索していたら、
藤本 蓮風先生が直伝している胃の気の脈診を取り扱った講習会の映像があるではないか!! ^-^)


火曜会での実技part35「胃の気の脈診」その1


「胃の気の脈診」その1〜その8まであり、それらを一覧で観るには下記をクリック。
https://www.youtube.com/watch?v=9SDQLy75AsA&list=PLv7CPjXnEr0cZyGDEHyJ6h3EYZcqZMBXg


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奈良県近鉄学園前駅」から徒歩5分にある「藤本漢祥院」で、
北辰会代表の「藤本蓮風­」が
毎週火曜日に開いている勉強会「火曜会」の実技指導の様子を撮影した映像です。
撮影・編集 各務祐貴(内弟子
藤本漢祥院 http://www.asahi-net.or.jp/~iy3t-fjmt

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今の今まで、このような映像があるとは、
気づいていませんでした。




これから脈診を身に着けたい人。
お勧めいたします。


この映像を見つけたとき、
上記にあげた本を2冊とも手に入れたくなりました。
未消化で捨て置くものにならず、
施術をする上での武器になれば、
それは捨て金ではなく投資です。



経絡測定器の方を削ればいいかなと強気がでてきました。
(良導絡は将来的にもうちょっと経済的余裕が出たら、
業務用として恥ずかしくないものを手に入れればよい)


私が経絡測定器の方を希望したのは、
メジャーエブル(計測可能な状態)に経絡を把握したかったのです。


ただ、いまひとつ高いお金を支払って経絡測定器の方を購入したくなかったのは、
友人の整体院で経絡を測定して診断結果をなりやすい疾患や現状の疑われる疾患などから、
気質を解説してみたり食事アドバイスなどにわたって優れた機能を持つものを購入したようです。


この度、私が、その人にメールで「あれ、使ってる?」と尋ねると、
「経絡の重要性が、腑に落ちないか懐疑的な人が経絡診断情報を得ても、
改善の指針に捉えられていない。
そのような検査器具に500円の検査費用を負担したい人は少ない」
との回答でしたから。


施術者は経絡の意義を理解しているので、
十二分に経絡の虚実の偏りを調べられれば、
相当な施術アプローチの指針ともなります。


たとえば筋膜について言う場合では、
施術前に経絡的な検査をして
特に腎経の状態が思わしくなければ、
「じゃあ腎経の経絡をもつ大腰筋が拘縮しているからそこをリリースしてみよう」と手を加える。
施術後に同様な検査をすれば腎経のバランスがちょうどいいところに修正されていれば、
それで成果が証明されたわけです。
具体的なアプローチの的を絞りやすくなるから、ありがたいものです。


経絡に精通しているものであれば、
金銭的な余裕があれば持っておきたいものです。
それは脈診をする際の、答え合わせ的な使い勝手の良さもあるでしょう。



脈診ができる人は、
脈診をするためには日々体調を万全として、
徹頭徹尾整える生活習慣を送るといいます。


腕を磨くという部分に、
自分の体をセンサーとして鋭敏に保つこと。
そこも余念なくしていかなければならない。


そうしなければ正確な脈診はできないので、
様々な欲を切り捨てたり程々にしたりして。



かなり奥が深い世界ですね。


正直、想像するだけでワクワクします。 ^-^)


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ここから余談です。 ^-^;


書店にいくまえに渋谷道玄坂ロイヤルホストで、
数時間、道元に精通した友人と仏教談話をしてました。



道玄坂」で、「道元」の話をする。



彼が今後の生活をしていく上で、
「しあわせ」を追求していくことの柔軟な生き方を求め、
「休業中」の私が仕事を休むことで何がえられたのかと、
会って聞いてみようかと。


私も休業で得られた時間。
その価値は大きいもので、
頭で考えた企画も足を使い調べ物を徹底するできました。


いつもならば、
頭では「これは、いいんじゃない!」と閃いたとしても、
施術を日々しているときにはそちらでの調べ物で手一杯。
実質的にお蔵入りにして、風化されてしまうものばかり。


なんら『形』にして残せるものまでは生み出せていない。


したいことができなくて、うず高く積まれていくさまは、
何が重要かを絞り込むための時間さえないのだといった、
前進できずにいるはかどらないところです。


今の時間を得られたからこそ
ジグザグな経路をたどるもゴールに向かう手応えはある。



仕事中で体力がギリギリであったならば、やりたくても難しいこともあります。


昨日、会って話をした彼は仕事で得られる金銭的なものもあるのだが、
これからの半年後、一年後、数年後の自分が、
今のまま続いていくことにおさまりが悪い感じを抱かれる。


修行的な『幸福感』というものは、
そこから得られにくいかもしれない。


人、それぞれしあわせの定義がある。


彼は、ユダヤ人は7年間ひとつの仕事に勤めたら、
一年間まるまる休みをいれる習慣があるという。
(年数違いがあるかも知れないのでごめんなさい)


そうすることで今まで忙殺されて無我夢中だった仕事を客観視することもできるだろう。
そして自分が今後も進み行くべき道が、その先にあるのか、
または別のものへと海路を広げる経験をその一年で得るか。
そこから新たな旅を繰り返していく民族だといいます。


欧米などでは、ずっと一社で勤め上げるというよりも、
自分をアグレッシブに見極めながら世界を変えていく。
職場を変えたり、長期休業をしていく。


彼自身、同じ職場にいれば、給料だって高止まりして、
安定しているわけだから、それを手放しそうなことは
大きなリスクがあるとわかっておられるところです。


私もそうですが、
彼も同じように自分がすべきことを模索して、
「わかった!自分はこれを求め続けていたんだ」と、
夢想では終わらせたくないものへの取り組みにより、
『幸福感』という言葉では形容し尽くせないことへ。


彼は相当に今後の展望へ向けて、
日頃の下準備を積み重ねてきた。
何をすべきかは見えていますし、
そうするために時間が必要だ。


変化する不安に人は押しつぶされそうになりますが、
若い体が十分に動かせる体力勝負でかからなければ
成就できないこともあります。


人は、病む、老いる、死する。
その時期は永遠の先ではない。
そのように心して修行をせよ。
そのように釈迦も申されます。


彼がそこを見定めていくなら、
今がそのときだろうと。


自分の内側の世界が変わると、
それが世に広く変化も現れる。
自分の内側は世界の一端のフラクタルの一部だから。


だから責任を感じているのでしょう。
今の自分を変えなければ、収まりがつかぬ気分でしょう。


そのように、
生き方を模索し続ける姿に、
意志の強さや高さを感じた。


とても気分のよくなる時間を過ごすことが出来ました。



予定からすると、
私の「休業中のバトン」を、
彼に手渡すようなことになるかもしれないとのこと。
不思議な御縁です。 ^-^)