姿勢からくる腰椎の椎間板にかかる負担の度合の違い
各々の姿勢から腰椎の椎間板にかかる負担の度合いは変わってきます。
寝ているときは、1.3Kg
立位でしゃんとしているときと正座では、2.1kg
椅子に座るときは、2.3kg
ねこ背のときは、4.4kg
あぐらをかくときは、5.1kg
細かいところを突っついてみると、
日本人があぐらをかいた状態でサンプルで調査したなら、
あぐらにかかる腰椎への負担量は減少するのかもしれません。
結跏趺坐のようにすれば、ほとんど正座と同様以上な脊椎の伸びを示します。
それに椅子に座る座り方でも、椅子の高さが高すぎて足がつかない時や、
座面がやわらかすぎて沈みやすく不安定であったり、
ねこ背に座ったり、足を前に投げ出して座ったり、
脚を組んでみたりすれば、
一気に2.3kg程度の負担を超えてゆきます。
そのような状況を具体的なものに則して考える必要はあります。
ただひとつ、言えているのは、ねこ背でうつむき加減の姿勢が、
立位で理想形で立つ状態の二倍以上の負担が強いられますよね。
ねこ背は腰椎という自律神経系の重要部分に悪影響を与えます。
そして腰椎以上に頚椎や上部胸椎などにも負担を強いています。
椅子に座った状態でねこ背になると、足の踏ん張りを強められ、
腰椎の反り返りの状態が立位姿勢の時よりも悪い姿勢でも
頑張って維持できる。
この頑張りが過ぎると、腰椎に蓄積された疲労がピークになり、
ギックリ腰やすべり症などにもなっていくものです。
常日頃から自分の座り姿勢を客観視する注意が必要です。
腰椎に負担を強いないですむように、
理想的な生活をしていきたいですね。